ラオス流美容法「薬草サウナ」テイスト・オブ・ラオス編集部

2015/07/28

薬草サウナレモングラスやコブみかんの葉などの薬草を煮詰め、その蒸気を浴びる

ラオス女性がこぞって通うのが薬草サウナ。レモングラスやコブみかんの葉などの薬草を煮詰め、その蒸気を浴びる。開いた毛穴に薬草ミストを沁み込ませるようにしっかりと浴びる。浴びては、外の木造テラスに出て休み、またサウナ室に入る。テラスでは、サウナ用に煮詰めた薬草の煮汁が出される。何杯飲んでも無料。体の中も外も、ハーブの効用に満たされた気分になる。入浴後も体を洗わず、その日は薬草の香りに包まれて過ごすのがラオス流。10,000キープ(約120円)払えば、何時間でも入っていられる。

ヨーグルトなどの酸味系食物ハチミツやタマリンド、クミンなどをよく混ぜ合わせ、体に塗りたくる

そして、ここで登場するのがヨーグルトなどの酸味系食物。食べるのではない。ボールに移し、ハチミツやタマリンド、クミンなどをよく混ぜ合わせ、体に塗りたくる。そして、またサウナ室へ。何度も繰り返すと、あかちゃんのようなもちもちの肌になるとか。

薬草サウナは、元々妊婦の為の伝統医療だった。高床式家屋の下階で薬草を鍋に煮詰め、上がった蒸気を毛布に包まれた上階の妊婦が受け止める。薬草の調合は僧たち寺院の秘伝だったという。「医」と「美」を兼ねた薬草サウナ。ラオス滞在の際には、是非、お試しあれ。
(テイスト・オブ・ラオス編集部)

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