「酒粕の美肌チャウダーレシピ」キレイをつくるレシピ

2016/02/04

皆さんこんにちは。フードコーディネーターの川島です。美容を絡めた日本のトレンドを基に、「キレイをつくる」レシピを皆さまにお届けしていきます。メイクや服装で見た目を変えることはできますが、本当のキレイは身体の中から。これから紹介していくレシピを日々の生活に取り入れて、心も体も美しくなりましょう!

このところその健康&美容効果が話題になることも多い、日本に昔ながらにある発酵食品たち。この時期甘酒などで目にする機会も増える『酒粕』の、その美容効果にも注目が集まっています。蒸したお米と米麹を発酵させ“もろみ”を作り絞って出来上がるのが日本酒ですが、この絞った時に残った固形物が酒粕です。
酒粕には、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、アミノ酸、麹菌、葉酸などの美肌を作るために欠かせない栄養素が多く含まれています。酒粕の成分のひとつアルブミンなどにはメラニンの合成を阻む作用があり、美白効果があると言われていて、酒造りに関わる職人さんたちの手はとても白くきめ細やかなのだとか。そして血行促進を促す効果もある酒粕は、寒く代謝の落ちるこの時期にぴったりです。冷えは万病の元。むくみや便秘、お肌のターンオーバーを遅らせてしまったりと、美容の面でも大敵です。
そんなわけで今回はポカポカ温め効果も抜群な、美肌をつくる『酒粕のクラムチャウダー』レシピをご紹介したいと思います。

酒粕のクラムチャウダー酒粕の美肌チャウダー
あさり      400g
白ワイン    50ml
水       150ml
玉ねぎ     1/2個
じゃがいも  1個
人参     1/2本
ベーコン   2枚
バター    大さじ1
小麦粉    小さじ2
豆乳     400ml
塩      小さじ1前後
白こしょう   少々
ドライパセリ  少々

❶フライパンに白ワインと水を加え熱し、
あさりも加え蓋をする。あさりの口が開いたら火を止め、あさりの身と蒸し汁を分けておく。あさり2/3量は貝から身を取っておく。蒸し汁に酒粕を溶かしておく。
❷ベーコンを5mm角に、玉ねぎ、じゃがいも、人参は8mm角にカットする。
❸お鍋にバターを加え熱し、玉ねぎを炒めたらベーコン、人参も順に加え炒める。玉ねぎが透き通ってきたら小麦粉も加え、粉っぽさがなく全体が馴染むまで炒める。
❹①の蒸し汁とローリエを加え熱し、人参がすこし柔らかくなったら(5分程度)じゃがいもも加え煮込む(5分程度)。トロミがついているので、焦げ付かないように木べらで途中混ぜる。
❺豆乳と①のあさりを加え煮立て、塩・こしょうで味を整え一煮立ちさせる。器に盛り付け、ドライパセリをちらす。
*基本は弱火です。火力が強い場合、④でトロミがつき過ぎ焦げ付き易いので、状態を見て焦げ付かない程度に水を追加してください。

これから更に寒さ増すいまの季節に、ぜひお試しくださいね。

川島さんプロ川島 令美 (かわしま れみ)プロフィール

フードコーディネーター/料理家/モデル
女優・モデル業と並行し、現在はフードコーディネーターとしてテレビドラマ、広告などのフードコーディネートやスタイリング、雑誌や書籍、WEB媒体にレシピやコラムを掲載、飲食店店舗のメニュー開発や監修、そして料理系のセミナーやイベントへの出演など幅広く活躍中。美食同源を提唱しており、日本ボディスタイリスト協会の食学科顧問を務めセミナーなども行っている。
公式HP:http://www.vivienne.co.jp/remi

こちらレシピは一例になり、過度に同じものを摂取するのはバランスの偏りとなり返ってお肌にも悪影響がありますので、それぞれの栄養素をひとつの食品に偏らず取り入れてください。

協力:日本ボディスタイリスト協会
参考文献:食品成分表、新エステティック学

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