体の内と外に働きかける生姜のすごさ!楊さちこ中医美容学

2014/02/18

生姜の原産地はベンガル湾を中心にインドから東南アジアにかけて広がり、中国では古くから使われて、広東省が世界最大の生産地になっています。また西インド諸島でも大規模な栽培が実施されています。中国では漢方薬として用いられ、生のしょうがを生姜、乾燥したものを乾姜と呼び、吐き気止め、風邪、鼻づまり、冷え、頭痛、咳、食欲不振の改善などに使われます。生姜は、健康増進、美容促進、ダイエットに、また血の巡りが悪い方におすすめの食材とも言えます。

生姜の働き

・殺菌作用がある

・食欲の増進・ガン予防効果がある

・新陳代謝を促進する・発汗作用=風邪予防

・消臭効果がある・冷え性を解消する

・消化を促進する・胃腸の働きを良くする

・胃腸の痛みを解消する

日本でも昔から発汗促進作用は有名で、風邪の時に生姜汁を飲む習慣がありました。また生姜のエッセンシャルオイルは、血行を促進する作用があるのでマッサージオイルにすると腰痛や生理痛を和らげてくれます。

「生姜入浴」で爽やかな香りも楽しもう!

生姜入浴は、新陳代謝を促し、風邪予防に効きます。体がポカポカと温まり、お風呂のあともいつまでも冷めません。寒い季節にはいつでもお試しください。

作り方:

ショウガをひと握り分(80g)をすりおろし、しぼり汁を浴槽に入れてかき混ぜます。薄くスライスしたショウガを布袋に入れ、揉みながら入浴すると芳香効果が増します。

意外なおいしさにびっくり!身体が温まって美肌効果もある「生姜紅茶」で、体の中からぽかぽかに。

材料:根生姜(好みで適量)、紅茶、ハチミツあるいは黒砂糖 作り方:

1)根生姜の表面は泥などがついているので、良く洗い、皮のまますりおろす。あるいはすりおろした生姜を布かキッチンペーパーで絞って生姜汁を作る。

2)ティーカップに紅茶を淹れ、その中にすりおろした生姜か、生姜汁を入れ、ハチミツか黒砂糖を好みで加える。

生姜は多いほど保温・発汗作用は強くなりますが、胃が焼けるような感じのする人は生姜の量を減らした方がベター。紅茶カップ1杯につき、すりおろし生姜1~2つまみ、または3~5CC程度なら、胃に刺激を感じる人は少ないはず。ハチミツや黒砂糖を加えると刺激も和らぎます。

1日最低2杯、多くても6杯ぐらいが適量朝食前後/朝は体温も低く代謝が低下しているので、体温を高めて1日の活動に備えるために飲むとGOOD。入浴前/生姜紅茶を飲むことで入浴中、あるいはその後の保温効果が相乗的に働き、発汗・利尿作用が促され、ダイエット効果が高まります。その他/おやつ時、喉が渇いた時などにも。

以下の方はお召し上がりはお避け下さい。○体がほてる人○皮膚や舌が異常に赤い人○皮膚がひどく乾燥している人○相当な汗かきの人○40℃以上発熱をしている人○頻脈のある人○脱水症状のある人○血便の出ている人○生姜の量を少なくしても生姜紅茶を飲んで胃が焼ける、あるいは胃痛がする人

楊さちこ

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。
楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http://www.yo-sachiko.com
香港ときどき海外発!
中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティ
まっしぐら』@アメブロ
http://www.asian-cosme.asia

 

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