総合健康診断サービス「メディポート」健康コラム:スプラウトを育ててみよう

2018/10/24
メディポート代表:堀 眞

メディポート代表:堀 眞

スプラウトとは野菜の新芽のこと。最も身近なスプラウトは誰もが知る「緑豆もやし」ですね。野菜炒めやラーメン、サラダなど様々な料理に利用されているスプラウトの王様ともいえる食品です。値段も安く家計には大助かりではないでしょうか。私が初めてこのもやしを栽培したのは10年以上も前のこと。ペットボトルを利用したもので、容器内でもやしがパンパンになるまでに育ち、ペットボトルを壊して収穫したものです。

それ以降、様々なスプラウトに挑戦してきました。カイワレ大根はもちろんのこと、そば、ブロッコリー、ガーデンクレス、レッドキャベツといった定番物に加えて、ひまわり、トウモロコシ、ゴマといった代わり種までスプラウトに仕立ててみたものです。刺身の付け合わせにもなるシソも、失敗を繰り返しながらもうまくできるようになりました。

カイワレ大根

カイワレ大根

トウモロコシ

トウモロコシ

ヒマワリ

ヒマワリ

 

 

 

 

 

 

2.青シソ

ピンクカイワレ

スプラウトには成長した野菜に認められない栄養素が含まれていることが多く、ビタミンやミネラルも豊富です。最近話題になっているのがブロッコリースプラウト。抗がん作用や強力な抗酸化作用が認められるスルフォラファンという成分を含むことで人気となり、日本国内で生産が急増しています。スプラウトというともやしとカイワレ大根くらいしかなかった日本の市場ですが、今ではその種類が増えており、より身近な食品になりました。農薬や肥料がいらないことはもちろん室内で栽培できるのが魅力のスプラウトです。およそ一週間ほどで収穫できるので、ぜひ一度育ててみてください。

スプラウトは暗いところでだけ育てるもの(モヤシ型)、ある程度育てておいて、最後に光に充てて緑化するもの(カイワレ型)、あるいは発芽させるだけですぐに種ごと食べてしまうもの(玄米型)といった種類に分けられますが、自分で工夫してそれらの中間型に仕立てても面白いものです。

 

青シソ

青シソ

元となる種は花や野菜の種が売られているコーナーの隅の方にあることが多く、園芸用品を売っている店でよく見かけます。栽培にあたって、下に敷くものとしてティッシュやスポンジを使うように指示があるようですが、試行錯誤の結果、緑豆もやしを除いてやはり植物ですから土が最もいいようです。私の場合は、ココナッツ線維を細かく砕いて培養土としているものを使用しています。ひまわりの種は根が出る方を下にして、土に突き刺していきます。そのほかは表面に敷き詰めるように並べて、水は種が半身浴する程度に調整しておきます。あとは暗いところに置いておくだけです。シソだけは明るいところの方が発芽しやすいので、発芽してから暗いところに移します。最初からうまくいく場合もありますが、何度か失敗を繰り返しながら自分なりの方法をみつけてください。

興味がある方にはネットで検索してみることをお勧めします。栽培に関した情報はいくらでもあります。簡単に栽培できるスプラウトは栄養も豊富で健康に良い効果があるともいわれますが、それよりも食卓にちょっとした彩を添えてくれることで、食事がより楽しいものになることが期待できます。

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