ITセキュリティの常識「ITライフラインの問題」TRE 尖沙咀（チムサーチョイ） - ビジネス投稿

がんばるマリコのIT素朴な疑問

マリコ：「最近不動産ばかりでなく何でもかんでも値上がりしていますね。」
マドンナ：「そういえば今週来た電気代の請求書、すごく高かったけどインフレの影響かしら？」
フジオ部長：「うちも夏休みは子供が家にいて、エアコンはほぼ1ヶ月以上24時間つけっぱなし状態だったよ。次の請求書が怖いね。それにしても、最近は生活費が高いだけでなく、普通の生活を維持するのも一苦労だよね。この間聞いたマドンナ怪談じゃないけど、2階から水が漏れてきたり。水道管が壊れて家の中が水浸しになったこともあるよ。」
マドンナ：「普段でも今日は1日水が出ませんとか、1日トイレの水が流れませんとか、マンション管理上のうれしくないイベントにはこと欠きませんね。」
フジオ部長：「家にいる家内は1日水が出ませんといわれたら何か息苦しいみたいで、子供連れて友達の家に避難してるよ（笑）」
S研究員：「最近では水のようなライフラインだけでなく、インターネットとかケーブルテレビも繋がらないとなると家族が大騒ぎ。『あなた！何とかしなさいよ』っても～大変なんですよね。別になくても死ぬわけではないのに。」
カメヤマ先輩：「便利なだけに一旦止まるとギャップが大きいね。」
フジオ部長：「そうだね。それらも会社にとってはライフライン。実際我々のお客さんでもいろいろ問題おきてるよ。」

マリコ：「ITのライフラインに問題が出て、ビジネスにも影響が出ているということですね？」

S研究員：「時には死活問題にもなるよ。特に引越しの時は要注意ですね。深センから専用線で香港にあるシステムに繋いでいるあるお客さんが、深センオフィスが引越ししたときにプロバイダーへの連絡を忘れて繋がらなくなってしまったことがあったね。」
フジオ部長：「別の香港のお客さんのケースではもっと気の毒。インターネットを新しいオフィスに移設する申請はちゃんとしていたのですが、プロバイダー内部の連絡ミスで新しいオフィスに移った日にインターネットが開設されなかったこともあったよ。日本本社にあるシステムに繋いで業務を行っていたので大問題になってしまった。」
マリコ：「その時はどう対応したのでしょう？」
S研究員：「最初のお客さんはインターネットは移設できていたから、不安定で遅いがインターネット経由の接続を急遽準備して専用線が移設されるまでの数週間を持ちこたえました。その次のお客さんはたまたま持っていた携帯用のポケットWifiを代わる代わる使って不便ながら1週間難を凌いだんだ。5人までしか接続できないタイプのものだったからね。」
マリコ：「引越しに限らず、なくなると困ることで他にも気をつけておいたほうがいいことはありますか？」
フジオ部長：「そうだね。まずインターネット、メールなど個人レベルの業者を契約窓口としていろいろ頼んでいるところはまさしくワンストップの便利さはあるものの、個人が情報を全て握ってしまうので、その人がいないときの問題に対応できないというケースが意外に多い。ある程度の規模の業者に替えたほうが無難かもしれない。」

カメヤマ先輩：「それから、最近はホームページ、Facebookを持つ会社も多く、大体業者に作成･修正を依頼していますが、業者に突然連絡が取れなくなるケースもよく聞くね。最悪の事態を想定してそのコンテンツを自社でバックアップしたり、修正・運用できるようにしておいたほうがいいね。」

広州のタムラ：「メール、ホームページやFacebookはもはや会社の顔になってしまっているので影響が大きいですね。」
マリコ：「なるほど、いつもは軽く考えているけどなくなると問題になるものってありますね。リストアップしておこう！」

マリコの教訓
「会社にとってのITライフラインは何か、一度リストアップして対策を考えてみよう。」

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