「日本経済新聞国際版ニュースの活用方法」日本航空客室マネージャー・髙野基子

2014/10/28

教えて!ニュースの活用方法 NIKKEI

 

国内外で多くの人から支持される日本経済新聞。髙野基子
今回は仕事で多くの日本人渡航者を見てきた日本航空(JAL)の客室マネジャーを務める髙野基子さんにお話を伺った。

髙野さんご自身はどのように日経新聞を購読されていますか。
はい、実は職場だけでなく、我が家でも日経新聞を購読しているんです。仕事柄、なかなか家に帰れないこともあるのですが、たまに弊社に関するニュースや記事が掲載されていることもあり、その記事を家族が切抜いて、私が帰宅した際に見せてくれることもあるんです。日経新聞が、家族とコミュニケーションを取るのに重要な役割を果たしてくれています。

また、我が家では新たに電子版も購読し始めました。私自身は電子版より活字版のほうが安心して読めるのですが、やはり仕事で海外にいると、タイムリーな情報が知りたいこともあるので、そういった時はスマートフォンを通して記事をチェックしています。

お仕事をされる上で、日経新聞をどのように活用されていますか?
まず、日経新聞はお客様とのコミュニケーションツールとして必要不可欠な存在だと感じています。また、日経新聞は、幅広い情報をバランスよく掲載していただいているおかげで、社会の動向をすぐに把握することができます。新聞を機内サービスとして提供させていただいている側としても記事のチェックは必要ですね。お客様の中にはビジネスで渡航をされていらっしゃる方も多いので、事前に新聞に目を通しておくと、お客様との会話をする際に役立つ事も多々あります。実は、どのフライトでも、真っ先にお客様が手にされるのは日経新聞なんですよ。

普段はどのようなお客様が日経新聞を手にとってくれますか?
ビジネスマンの方が多いのは事実ですが、実は、旅行者の方が良く手に取る印象があります。日本発の便ですと日本発行の朝刊または夕刊をご提供させていただいておりますが、海外発の便だと国際版をご用意させていただいております。今の日本の状況を把握したい方、株価を知りたい方など、手に取る理由は様々だと思いますが、日本の活字が懐かしく感じるのか、国際版は特に人気がありますね。

また、私自身、今年の春と夏に採用関連の業務で学生の皆様と接する機会がありましたが、「日経読んどかなきゃいけないね。」と口々にお話されていたのが印象的でした。ですから、日経新聞は幅広い層の方から支持を得ているんだな、という印象を持っています。それだけ、必要な情報をうまくまとめてくれているんですね。

接客中

お客様との日経新聞関連のエピソードがあれば教えてください。
偶然にも記事で紹介されている場所にいる、または、記事で特集されている場所へ乗務で訪れた際、お客様に、「ここ、特集された所ですよね。」と会話を弾ませたりすることもよくあります。また、稲盛和夫名誉会長のことが記事になっているのを見た際には、お客様から直接声を掛けて頂くことも多々ありました。特に弊社に関連する記事が掲載されている時は、お客様とよくお話をさせていただいたりしております。

私どもはファーストクラスとビジネスクラスで新聞をご提供させていただいているのですが、一般紙、スポーツ紙などがある中で、日経新聞は本当にたくさんのお客様が手に取られています。

JAL 飛行機

最後に髙野さん自身好きな記事やよく読まれるコーナーがあれば教えてください。
私はなんといっても文化面の「私の履歴書」というコーナーが好きですね。歴史ある読み物で、偉業を成し遂げられた方々のエピソードがなんの飾りや誇張もなく連載されています。反響のあった回が書籍化されたり、またBSテレビで番組として放送されたりすることもあるほど、人の心を引きつける内容のものが多いんです。大変興味深く、勉強になりますね。実はこちらの「私の履歴書」ファンのお客様も多く、お客様との会話の題材となることもあるんですよ。そういうこともあり、毎日欠かさず読んでいます。

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