ビザ申請の良くある事例。T&MORRIS VISA+ CONSULTING LTD.

2015/02/10

日本のパスポートの信頼度は世界でもトップクラスでビザ無し渡航が可能な国も多く、海外で生活しているとその便利さを実感する機会も多いと思います。それに慣れているせいか、日本人はビザやパスポート等のイミグレーション・マターに対する意識が低いように見受けられます。観光旅行なら良いですが、現地で就業・居住する為には面倒でもビザの問題をクリアしなければなりません。

ビザの申請をスムーズに進め、早期取得するためには、申請の背景に則し、提出を求められるであろう書類を初回に不備なく準備提出することです。審査の為の情報が不十分とされた場合、追加書類を求められ、更に4~6週間待つよう指示されてしまい、無駄な時間が掛かってまいます。忙しい毎日を送るビジネスマンには、移民局に何度も足を運ぶような時間的猶予はないのでは?

連載第1回目の今回は、ビザ申請に関して最近多く見られる事例を紹介します。

エスカレーターを降りる人々

●ケース1

華南地区で活動する日系企業の多くは香港に現地法人を置いています。これらの企業の中にはメインの業務は中国にあり香港では実務がほぼ発生しない為、登記住所を会計事務所やビジネスセンターに置き、現地スタッフは置かずオフィスも構えていないところも少なからずあります。一方で、中国のビジネス環境は一時と比べると良くなりましたが、生活の面ではまだまだ香港のほうが便利ということもあり、「住居と家族は香港に」という方も多数いらっしゃいます。その為香港のビザの取得を希望される方も多いのですが、これがそう簡単ではありません。

就業ビザ申請の審査ではスポンサーとなる企業が香港で実態のある業務を行っているか?を問われます。その際、オフィスを構えず常駐する現地スタッフが居ないにも拘らず香港法人が円滑に機能しているという状態では、そこに敢えて日本人(外国人スタッフ)を配置する必要性に疑問をもたれてしまいます。この疑問を取り除く為、移民局に対しては日本人スタッフの必要性を今後の事業計画も含め納得の行く理由を説明する必要があります。

●ケース2

弊社で取り扱うビザ申請で近年増えてきた事例はご主人が日本人、奥様が中国籍という国際結婚のご夫妻の配偶者ビザの申請です。日本人同士の組み合わせと比べると提出書類が増える為、準備にも手間が掛かります。また、日本人の場合は申請にパスポートの情報が必要ですが、中国籍の方は通行証を求められる場合とパスポートで申請を行う場合があります。またお二人の出会いの馴れ初めや写真など少し照れくさくなるようなアイテムの提出も求められます。

同じ中国国内にも拘らず、日本人より提出を求められる書類も多かったりと、手間のかかる手続きを要します。

●ケース3

よく聞くトラブルが、知らない間に「履歴が変わっていた」というものです。スポンサーや依頼されたエージェントがビザ取得のために良かれと思い改竄したかもしれませんが、このことを申請者本人が把握しておらずスポンサー変更の申請の際に提出した履歴との辻褄が合わなくなってしまったというものです。うまく事態を収拾できれば良いですが、最悪の場合、履歴詐称や文書偽造とみなされ大変なことになってしまいます。サインをした書類や提出した書類の内容はしっかり把握し控えを残しておくことが大事です。

 

<会社設立・税務コンサルティング>
T&Morrisではビザ申請のサポート以外に、会社設立(各種)とその管理、各種銀行口座開設や税務に関するコンサルティングなども行っています。
また、昨今厳しくなっている香港法人銀行口座開設サポートも責任を持ってお世話しております。

T&MORRIS VISA+ CONSULTING LTD.

香港ビザ申請のパイオニア!!
1992年の創業以来、累計5000社を超える取引社数。
蓄積された豊富な経験と様々なケースのデータを元に日本人スタッフがお客様をサポートします!

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住所:Rm.1010,10/F.,Tai Yau Bldg.,181Johnston Rd., Wan Chai
電話:(852)2881-6326
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