ITセキュリティの常識「いざという時のバックアップ機器」TRE 尖沙咀(チムサーチョイ)

2015/02/17

がんばるマリコのIT素朴な疑問

毎日毎日大忙しのなか、お客様への業務システム提案書を作っていたタムラ君が真っ青な顔をしてやってきました。

タムラ君:「パソコンが急に動かなくなってしまって…。どうもハードディスクがやられたみたいで修理もできず…。」

岩石先輩:「ファイルのバックアップは取ってなかったの?」

タムラ君:「それがまだ作成中だったもので、たまたま自分のパソコンにしかデータが無かったんです。」

カメヤマ先輩:「機器に故障はつきものだからねぇ。」

S研究員:「そう、だから日頃のデータバックアップはとても重要!」

マリコ:「パソコンで作ったファイルなら共有サーバーにコピーして入れておくようにしてますけど…。」

S研究員:「それも立派なバックアップ対策だけど、都度手動でコピーだとついうっかり忘れてしまうこともあるよね。」

フジオ部長:「タムラ君の場合はパソコンだったけど、これが社内のサーバーで業務データがトラブルで全部喪失なんてことになったら一大事。そのためにデータ消失に備えてのバックアップは必須だね。」

マリコ:「では、データのバックアップはどのように取っておけばいいでしょうか?」

カメヤマ先輩:「一般的にはバックアップソフトを使ってデータを定期的に磁気テープやディスクなどの外部機器に保存するんだ。」

フジオ部長:「データを外部にコピーしておけば、万が一の障害時にシステムの復旧に役立てられるわけだ。それぞれのメディアに特長があるけど、簡単にまとめるとこんな感じかな。」

<サーバーバックアップに用いられる機器の一例>

サーバーバックアップに用いられる機器の一例

フジオ部長:「社内データのバックアップ機器は基本的に大容量をカバーできないといけない。またバックアップは毎日、そして月曜~金曜のように分けて保存しておくといい。」

岩石先輩:「特に業務ソフトを使っているなら、月締め完了時のバックアップもあった方がいいね。1月~12月で分けておけばいざという時の復旧に役立つ。テープなら月曜~金曜、1月~12月といった世代別に分けて保管できるしね。」

フジオ部長:「バックアップデータを外部サイトに保管しておくのは、事務所が火事や災害にあった時の対策だよ。」

S研究員:「正常に取れているかどうかは必ず確認すること。せっかく取っても正常に記録されてなかったら、何の意味も無いからね。」

マドンナ・フジコ:「バックアップを取ったならちゃんと復旧できるように手順書を作成しておくことも大切ね。」

カメヤマ先輩:「特に問題を起こしたサーバーが業務基幹システムだとしたら復旧作業は実はかなり大仕事。万が一の時にもシステム業者に復旧サポートを依頼できる体制があれば心強いよね。」

~~その後~~

岩石先輩:「どう、提案書は進んでる?」

タムラ君:「順調です!今度は気をつけて、自分のパソコン以外にサーバーにも保存、さらには自前の外付けハードディスクにも保存しましたので、バックアップも万全です!」

岩石先輩:「じゃあ最新の提案書、早く見せてよ。」

タムラ君:「あれれ、会心作のシステム提案書、最新版どこに保存したっけ???」

業務データ消失は会社の一大事。いざというときにあわてないためにも、万が一の障害に備えたバックアップは必須。

 

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