「快速ネット改善」兆星電脳有限公司（広東省佛山市） - ビジネス投稿

【WiFi機器とネット接続速度改善】

ITサービスの仕事で広東省内を忙しく走り回っている著者です。ゴールデンウィークも終わり、平常日課に戻ったこの頃ですが、ITサービスの現場は休暇には関係なく年中忙しいのが現状です。今日は職場でも家庭でも役立つWiFiによるネット接続ネタを共有します。
仕事先、もしくは知り合いとの食事の席でも「WiFiルータを新しいのに変えたらネットは速くなるか」と頻繁に聞かれます。答えはYESでもありNOでもありますので当コラムで簡単に説明します。まず、話を解り易くするために、例としてご自身のPCからYahooのページを見ると仮定します。インターネットの接続速度、つまりYahooページがいかに素早く表示されるかはご自身のPCからYahooのサーバまでの回線速度で一番のボトルネックが最大接続速度です。600MbpsのWiFiルータを職場や自宅で使っていても、その先のインターネット回線が10Mbpsである場合、Yahooページまでの接続速度は何があっても10Mbpsを超えることはありません。ご自身のPCからYahooサーバまで10Mbps本当に出ているのであれば「充分にサクサク繋がる」状況なのですが、華南地区からの接続ですと実際にはその半分も出ていないのが現状ですので「遅い」のです。
冒頭の「WiFiルータを変えたらネットは速くなるか」という質問ですが、基本的には変わらないというのが答えです。但し、WiFiの接続状況も影響してきますので、一概には言えないのが難しいところです。ご自宅の場合、リビングにWiFiルータを設置しており、ベッドルームでの電波感度が悪い場合は電波の強力なWiFiルータにするだけで接続速度が安定しますので改善することが多々あります。つまり、WiFiルータを既存のものより高い規格のものに変更することで現状と同等もしくはそれ以上の改善は見込めます。
会社など大人数でインターネット回線をシェアしている場合、社内LAN内のノイズやWiFi電波の干渉等の影響でデスク上のPCからの接続がかなり遅くなる場合もありますが、その際は社内LANや社内WiFiのケーブルやネットワーク機器をチェックし、ボトルネックとなっている機材やケーブルを交換することで劇的に改善するケースも見られますので、様々な角度からネット接続速度改善のアプローチを試されることをお勧めします。外部インターネット回線（たとえば10Mbps）を超える接続速度を出すことはできませんが、限りなくロスを減らし回線の帯域幅を存分に使い切ることができるように社内（もしくは家庭内）のネットワーク環境を整備することが重要です。
ITサービスの仕事を10年以上続けていますが、「速いインターネットは良い」という認識は未来永劫変わることはありません。限られたリソース内で最大限快速ネット接続を実現したいという思いで日々過ごしています。赤座 卓也（あかざ たくや）

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