「ビザ申請が却下時された時」T&MORRIS VISA+CONSULTING LTD.

2015/09/21

第6回「一度ビザ申請を却下されたら二度と取れないって本当??」

紙に書いている様子お客様からのご相談や近況についての話のなかで「一度申請を却下されたら二度と取れないと聞いたんですが・・」という事をよく耳にします。実際のところはというとこの情報は誤りです。
通常、申請が却下される場合、定型の通知文書が届くだけです。そこにはざっくりとした理由しか触れられていません。直接審査担当官に理由を問い質しても「レターに書いてある通りです」という回答しか得られないケースが殆どです。それ以上のことを聞き出せるかは担当官次第です。
却下されたケースを見ると、やはり担当業務内容や申請者が若く経験不足という理由が多いようです。申請者の経験がネックとなり却下された場合は時間が経てば解決されますし、先々就労ビザが取得できないという事ではありません。申請するポジション自体が問題なければ改めて別の申請者を立ててビザを申請・取得することは可能です。しかし、現実的には申請を却下されたからといって数年の時間を置いたり、すぐに別の申請者を立てたりということは無理でしょう。

申請が却下されたけどどうすれば・・・?
申請が却下されたけれど、必要な人材である為このまま引き下がれないという場合は、先ず移民局に対し「再考慮」のお願いをしましょう。これは文書によって行いますが、ただ「もう一度お願いします」的な依頼をすればよいという訳ではなく、再審査に値する新しい判断材料や強い理由が必要です。その理由如何によっては覆すことが出来る場合もあります。
再考慮の材料を用意する為には何故却下されたのか、その原因を知っておく必要があります。用意した新しい材料もピントがズレていては意味がありません。レターが受理され再申請が始まっても、厳しい現状に変わりは無く、ビザ取得にたどり着くのは一苦労です。後は慎重且つ的確に必要なものを準備し進めてください。
ここからの手続きについては専門のエージェントなどに依頼した方が良いのですが、一度却下されたケースで取得の見込みが低い場合、敬遠するエージェントも少なくはありません。また、途中から引き継ぐ場合食い違いが出ると困りますので、依頼される場合は経緯と現状についてオープン且つ正確にお話しするようにして下さい。
申請を行う前に不安を感じられたらエージェントに相談されることをお奨めいたします。相談については無料で行っているところも多いので、いくつかのエージェントに聞いてみるのもよいのではないでしょうか。

申請に際し感じた変化
申請手続きに関っていると移民局の対応に微妙な変化を感じることもしばしばあります。これは私の体感なのですが、以前よりも「オフィス賃貸契約書」提出の要求が強くなったように思えます。以前から提出書類の項目にはあったのですが、どちらかといえば財政状況重視で事務所の契約については形式的なものという印象でした。
昨今オフィスの賃料が高騰している為、新規に進出される企業には登記のみで実際に事務所を構えていないケースも少なくありません。登記住所を借り常駐スタッフを置かずに銀行業務等の処理のみ行っている分にはそれでよいのかもしれませんが、その法人で就労ビザを取得するとなるとビジネスセンターでもよいので一定のスペースをオフィスとして構えて活動しているかどうか?という点をクリアする必要があるようです。また、以前しばしば見られた住居兼事務所等も、商業エリアにあるのか、事務所としての使用を家主が認めているのか等の点を確認され、場合によっては却下となる可能性もあります。企業としての「実体」がより重要視されるようになってきたということでしょう。

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