世界の衣服は広州から Part1

2020/01/15

『桜社中貿易有限公司』
買付アテンド編

活気溢れる既製服市場「広州沙河服装城」の買付アテンドプロのアテンドがあれば、
ありとあらゆる交渉もなんなくクリア!!

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P38 GZ_atendo_724 みなさんはご存知だろうか、世界中の衣服のスタート地点が広州だということを。広州には世界最大規模で生地を扱う「広州中大布料市場(弊紙2018年12月の673号に参照)」がある。有名無名問わず、服飾メーカー各社の服はここの生地でできていると言っても過言ではないだろう。そして、生地のみならず、やはり世界最大規模の既製服市場も広州には存在しているのだった。

P38 GZ_atendo_724 広州在住歴数年であっても、世界最大規模の既製服市場については初耳だという方が多いだろう。服の購入は通常、モール内や路面店、淘宝などのネットショップから購入するからだ。それらの衣服は天河区北に位置する「広州沙河服装城」と、広州の西に位置する茘湾区の「十三行批発城」という、広州二大巨頭とも言える既製服市場から出荷されているのである。沙河では主に日本での目玉商品や特価商品になるようなもの、十三行では楽天などのネット販売商品になるようなものなど、日本向けの場合、グレードや用途の違いで市場が使い分けられているという。

P38 GZ_atendo_724 しかし、だ。素人がむやみやたらに市場に行くのは危険だ。言葉の問題をはじめ、値段や配送に関すること等々……ありとあらゆる交渉をしなければならないのである。しかも、1枚売りをする店はほぼ皆無に等しい。

そんなときに頼りになるのが、アパレル業界で買付アテンドや、自社製品の製作を手掛けて15年の今村慎吾氏が代表を務める『桜社中貿易有限公司』だ。沙河市場は徒歩圏内、オフィスの隣には日本人にも問題なく宿泊できるホテルがあるという好立地。また、事務処理などは桜社中でできるので、時間との勝負のバイヤーにとってかなりの時間と労力の節約になるだろう。

日本向けの商品は当然、品質の問題が関わってくる。使用素材によって不良品になりうるポイントの特徴や傾向、また、店との検品や量に関する交渉など、長年の経験からさまざまなアドバイスができると今村氏は自信を持って言う。

P38 GZ_atendo_724 アパレル業界にとって、品質の次に大きな問題となるのが納期。桜社中では「ものすごく最短で、当日発送翌日着も可能」とのことだ。つまり、その日の午前中に市場で仕入れ、それらの商品をDHL便で発送手続きすると、翌日中には東京に到着するそうだ。仕入の量が多い場合はコストを抑えた最良の方法で日本へ発送することも、もちろん可能だ。また、市場で仕入れた商品に日本向けのタグを付けるための専用のプチ工場もあるので、まさに「ワンストップ」ですべてがまかなえてしまう。日本側クライアントやバイヤーのありとあらゆるニーズに最良の方法で応える。小さな会社だからこそ臨機応変に対応できる良さ、これこそが桜社中のアテンドのポリシーなのである。

P38 GZ_atendo_724 広州のアパレル業界の90%は韓国、7%を中国が占める中、日本のクライアントのために日夜東奔西走する今村氏。「四季のほとんどない広州ですが、お客様からの注文で日本の四季が感じられるんですよ。九州で夏物のオーダーを頂くと同時に、北海道からは冬物のオーダーを頂く。こういったことも、ちょっとした楽しみだったりするんですよ」と気さくな笑顔。

次回Part2では他にはない「特別な」自社製品についてお伝えする。こういった服を一体、誰がどんな場面で着るのだろう……そんな疑問を解明、乞うご期待!!

 


 

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代表:今村 慎吾

桜社中貿易有限公司
住所:広州市天河区先烈東路沙河大街190号奥海凱旋大厦801
電話:中国・香港 (86)136-6299-3327
メール:i@sakurashachu.com

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