ワールドカップ特集1・ブラジルってどんな国?

2014/05/21

ブラジルの象徴、サンバ!サンバ!サンバ!
ブラジルの象徴、サンバ

ブラジルと言えば、サッカーと同じくらいサンバダンスを思い出す人も多いのではないだろうか。ド派手でセクシーな衣装が特徴的なサンバダンス。その基となるサンバミュージックはブラジルの代表的な音楽だ。日本の歌でも「お嫁サンバ」に「てんとう虫のサンバ」、「マツケンサンバ」などがあるため、ワイワイと陽気なイメージが定着しているだろう。本場ブラジルのサンバは、アフリカから連れてこられた奴隷の踊りや歌が基となっている。
踊り方は足や腰の動きを基本とし、ほとんどが即興だ。
毎年2月前後に行われるサンバの祭典、リオのカーニバルには、各国から人が押し寄せる。世界有数のこのお祭り、参加ダンサーは何と数千人!
ダンスはもちろん、巨大なフロート車や豪華な衣装などを用意しなければならず、参加者はこの日のために1年を過ごすと言っても過言ではない。

 

ささやきの歌声ボサノヴァささやきの歌声ボサノヴァ

小野リサをご存知だろうか。ブラジル・サンパウロで幼少期を過ごし、15歳からギターを片手に弾き語りを始めたという、日本におけるボサノヴァの第一人者だ。ボサノヴァはブラジル音楽の1つで、サウンドはジャズのようだがリズムはサンバから派生したもの。歌われる言語もブラジルの公用語であるポルトガル語だ。1950年代中ごろ、新しい感覚の音楽を求める若者を中心に流行し、いわばブラジルの懐メロ。ささやくような歌い方が心地よく、ゆったりとした気持ちにさせてくれる。
日本にもファンは多く、本場のボサノヴァ歌手として長年支持され続け、早くもデビュー25周年を迎えた彼女。5月にはブラジルのサンバやボサノヴァの名曲を歌い上げたニューアルバム「BRASIL」を発売する。

コルコバードのキリスト像に起きた悲劇!コルコバードのキリスト像

リオデジャネイロのコルコバードの丘に、街を見下ろすようにして建てられた巨大なキリスト像。クリスチャンが8割を超えるブラジルのシンボル的存在だ。高さ30mと、奈良の大仏の2倍の高さだが、周囲に何もない丘に立っているためか、異様に大きく見える。この像はパリで作られたあと輪切りにして運ばれ、約10年の歳月をかけて標高710mのこの丘で組み立てられたというから驚きだ。
そんなキリスト像に今年1月、悲劇が起きた。周囲に避雷針があるにも関わらず、落雷により右手親指と頭部が損傷してしまったのだ。このキリスト像、小高い丘に建てられているがために雷が落ちやすく、少なくとも年間6回は落雷が観測されているという。ただし今回のように修復が必要なほど連続して激しい雷に撃たれることは珍しい。キリストが広げた手に雷が落ちた映像は映画のワンシーンのようで、ブラジル国民にはショッキングな出来事となった。

 

勝ち負けのない格闘技?!カポエイラ

カポエイラ

ステップを踏みダンスのように動くブラジル発祥の格闘技、カポエイラ。格闘技においても歌とダンスが取り入れられるという、ブラジルらしいスポーツだ。基本のステップであるジンガはサンバのそれと酷似しており、関係が深い事が分かる。手による攻撃は少なく、地面に手をついて蹴ったり逆立ちをしたりするなど、アクロバティックで独特な動きを持つ。2人で行う格闘技でありながら基本的に勝敗をつけることをしないので、やはり限りなくダンスに近いと言えるだろう。
その誕生の由来は諸説あるが、黒人奴隷が体を鍛えるため、ダンスをしているように見せながら看守の目をごまかして修練を積んだものとも言われている。全身の筋肉を使いながらサンバのノリで楽しく運動できるためエクササイズとして楽しむ人も多く、香港にもいくつもの教室やサークルがある。

 

番外編・風水で占うワールドカップ

 

 

◆FIFA2014でどこが優勝するのか?
今年は戦いに有利な方位が西であり、地球の西側のヨーロッパがまず有力候補に上がります。パワフルな星・太歳や将星、八白が南に宿るため、南米やアフリカも可能性大です。
FIFA2014は6月(庚午月)中旬から7月(辛未月)中旬に行われます。この期間は南を表す火が強く西を表す金は不利なため、ヨーロッパのチームはピンチを切り抜けても最後の最後で不利な傾向にあります。一方、この期間はアフリカの西南にあるチームに活気が出て想定以上の力を発揮するでしょうし、南米の西南や南にあるチームはカリスマ性のあるスターが活躍し、チームが勢いに乗って最も有利となるでしょう。
木エネルギーを表す極東のわが日本勢が彼らとどこまで競えるかが楽しみです。

<彦坂久美子さん プロフィール>彦坂久美子さん

中国古代からの知恵である風水に魅かれ、風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経、四柱推命も含めた玄学に長年携わる。本紙PPWに毎月「風水の奥義を行く!」を連載中。

 

 

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