2014年の夏特集6・香港・華南で涼しく過ごす

2014/07/14

節電派は必見!快適に香港・華南の夕夏を過ごすには?

暑ければすぐに水を飲む、涼しいところに行くなど、人間が自然に対策を立てられる。だが、普通の対策はもう飽きれる?そもそも面白いことをやりたい?そんな人に、今回の暑さ対策特集を見逃さなく!涼しく遊べる場所、背筋が凍るくらい香港の不思議な話、さらにこの時期で多くなるムシの対応策も公開!

アジア最大級の屋外噴水!
シティーゲートアウトレット

シティーゲートアウトレット

香港で唯一のアウトレットショッピングモール。80以上のインターナショナルブランドのアイテムがいつでも30~70%オフ。モール内には、レストラン、スパ、マルチスクリーンシネマもあり、ショッピング以外にも楽しめる。屋外にある動く噴水はアジア最大級だ。特に休みの日にがそこで噴水を遊んでる家族の姿を見つけることができる。

近隣にはゴンピン360行きのケーブルカー乗り場、ディズニーランド、ディスカバリーベイ、タイオーなどがあるので、これらの場所を尋ねた後、涼を求めて立ち寄ってみるのも良いのでは。

シティーゲートアウトレット 東薈城
ウェブ:http://www.citygateoutlets.com.hk
アクセス:トンチョン(東涌)線のトンチョン駅で降り、C出口よりすぐ

20世紀の偉大なる発明品のひとつと言える「エアコン」。しかしそこは機器、1つの部屋の中にいる全員の「適温」に合わせることは不可能だ。日本人と香港人の体感温度の違いから、日系オフィスによく起こる冷房バトル!1年中エアコンをつけっぱなしが当たり前の香港、特に夏に入ると激しい戦いに・・・

まずはホームグラウンドの香港人から。一般では冷房温度が10℃台になることが当たり前。編集部の調べでは、一番寒かった室温は12℃にというケースも!もはや冷房ではなく、冷蔵庫と呼んでもいいほどだ。この事を踏まえると、冷房温度を25℃にセットすることが多い日系会社は香港人にとっては信じられない事だ。「日系会社で働くと、息が止まりそうですよ!仕事に集中することも難しくなりますし、たまに眩暈がしてトイレに涼みに行きますよ(香港人のCさん)」「オープンキッチンだから普通の飲食店より室内温度がいつも高くなりますし、ラーメンを食べると暑くなりますよね。でも、うちの日本人店長さんは全く熱く感じていないようですね。僕はほぼ毎日店に来てタイムカードを押すとすぐに汗をかき始めます(笑)(香港人のJさん)」

一方、日本人側の声はどうだろう。最近日本で冷房温度を28℃にする郵便局がネットで話題を呼んでいるが、冷房の風が苦手な日本人は香港に長く暮らしても、なかなかこの寒さには慣れないらしい。しかし、大和魂でこの寒さを受け入れる人が多いそうだ。「あまりの寒さに日本人スタッフが温度を上げますが、いつの間にかまた下がっているんですよね。そのやり取りを毎日続けていましたが、最近は日本人が折れてブランケットを足元に掛けるなどして夏の寒さ対策をしています(笑)(日本人のNさん)」「飲食店をやっていますが、今年に入って店の冷房が壊れてしまいました。私自身はそこまで暑さを感じなかったためしばらく扇風機だけで対処していましたが、お客さんから暑いとクレームが出るようになり時には帰ってしまう方も…。仕方がないので新しく設置しました(日本人のOさん)」

もちろん、平和な会社もあるらしい。「最初はきつかったですが、特にトラブルなんかは起こりません(日本人のHさん)」同じ会社からの香港人スタッフも「もちろん日本人と香港人が冷房に対する感覚は違っています。みんなはとりあえず自分に合わせて勝手にエアコンを弄るようにしていますから、特に誰も文句は言ってないですね(香港人のNさん)」社会人になると、他人の気持ちを考えることも大事だ。

なぜ日本人と香港人、ここまで感覚に違いがあるのか?今回の調査を担当編集者が勝手に(!?)推測してみた。香港人は冷え性の人が少ないのではないか?例えば、キンキンに冷房された部屋でも、薄着で大丈夫。冬場は、ダウンジャケットにニット帽の厳重装備で街を歩いてるかと思えば、足元は素足にサンダル(!)の姿をよく見かける。反対に日本では男女問わず、冬だけでなく、夏も、冷え性の問題を持つ人が年々増えている。また、省エネ、エコの影響で冷房の設定温度も高めだ。理由は色々あれど、日港の温度感覚のギャップの要因は永遠のテーマとなりそうだ。

嫌~なアイツをやっつけて、
夏を快適に過ごそう!

夏は害虫、ことにゴキブリの出現が心配、という人も多いかもしれない。
徹底した駆除対策がないまま大量発生してしまうともう手遅れ。
早めの撃退策が必要だが、深夜繰り広げられるその戦いの実態とは?

闇夜に忍び寄る忍者軍団

それは人も寝静まった蒸し暑い夜更けのこと。ここ華南地方で名を馳せた忍者の頭領「茶丸」は今夜も標的となる家屋を物色していた。「よし、侵入できたぞ。。」茶丸とその一行は扁平な体を持ち数ミリの僅かな隙間から家屋に浸入できる特技を持っている。「排水溝から這い上がるよりは幾分楽だな。早速物色を開始するか。。皆の衆隊列を乱すなよ」

「物見兵!敵陣の兵糧庫の状況を報告せよ。」「クッキーの食べこぼしが床に散乱、前方食卓には食べ終わった食器がそのままになっています。今夜も収穫が多そうでござるな!」報告を受けた茶丸一行はすぐさま分散し、兵糧の略奪にかかるのだった。「敵軍はわが軍の動きに気付いていないようだな・・・今のうちだ、美味しそうだ、シメシメ」チャバネ忍者の影丸一行はここ華南地方を縄張りとし、夜な夜な敵軍の兵糧庫を襲う忍者集団なのだ。今夜も順当にいけば速やか物資を補給し撤収する手筈であった、その報告を受けるまでは・・・。

「茶丸殿!第四師団より報告!粘着トラップにより5名敵軍に捕獲されました!」「なに!粘着トラップとは中々手の込んだ真似を、、しかし捕獲されたのは一部、大勢に影響はない、このまま作業を続けるぞ!」すると、ほどなくして物見役の下忍が駆け寄ってきた。。

「茶丸殿!第七師団、毒を盛られ壊滅状態です!ぐほっ!」というと下忍は足から崩れ落ちた。茶丸は駆け寄って口元を見て目を見開いた。「むぅ!これは毒餌じゃ。ホウ酸団子というものじゃ、小癪な真似を・・・皆の者!一旦引くぞ、敵軍はわが軍の動向を察知しているようじゃ!」

時を待たずしてまたもや伝令が届いた。「茶丸様!前方より狼煙のようなものが上がっています。もしや敵軍の新兵器では!?」

「なに!安心しろ、ここ華南地方ではそこまで敵軍の兵力も充実しておるまい。ただの脅しじゃ」「しっしかし茶丸様!全軍もがき苦しみ出しております、、ぐぁーっ!」「も・・・もしや加熱蒸散剤ではあるまいな。。これをやられては部屋の隅々まで一網打尽にされてしまう。まさか敵軍の兵力がこれほどとは。。侮っておったわ。。。!きゅーっ!」

茶丸は薄れゆく意識の中で思うのだった。「わがチャバネ一族は不滅じゃ。3億年の歴史の中で培った生命力と繁殖力をもって必ずやまた侵入に成功して見せるぞ・・・今に見ておれ・・・」ばたり。

アース製薬(広州)住所:天河区天河北路28号時代広場東座703室 電話:(86)20-3882-0016

〈執筆協力〉アース製薬 松浦良彦

編集部が体を張って測定ショッピングモール対抗、ここが一番寒かった‼

香港に来て、まず最初に感じるのが冷房による屋内の異常な寒さ。外がどれだけ猛暑でも、屋内では上着なしでは過ごせない。内外の温度差で体を壊す人も多いはず。

さて、寒い屋内の代表格といえば「ショッピングモール」。今回編集部は旧式だが、温度計を片手に、日本人の間でも人気のあるモールの温度を測定してきた。測定場所はモールの通路、歩いてみて「寒い」と感じた場所で温度を確認した。

各モールともそれ程大差はないものの、室温20℃前半はやはり寒い。ここまで寒くする必要があるのだろうか?冬場気温が20℃を下回るとダウンジャケットに身を包む、自然の寒さに弱い香港人。しかし、エアコンで冷やされた20℃の気温には免疫ができているのか?

気温一覧

今回の調査によると、一番寒いのはハーバーシティー。PPW編集部のスタッフ、日本人、香港人に限らず、ハーバーシティ―は「寒い!」と連想するようだ。しかし、寒いと思われていたエレメンツは温度計による調査結果はまさかの26℃、予想したより高かった。この結果はどうやら他のモールに比べると天井も低め、そして外光を取り入れるためのガラスの天井から光だけでなく熱も入ってくるからのようだ。

やはり、ショッピングモールへお出かけの際は、上着は必需品のようですね。

暑気祓いにはローカルの怪談

水遊びはご用心!道連れにする新婦の霊
タイポー(大埔)にある有名な滝・新娘潭は、美しい自然環境で香港人の定番遠足スポットの1つとなっている。だが、「新娘」という中国語言葉の意味が日本語の「新婦」と一緒だと分る人は、どうしてこう命名されているのがご存知だろう。実は裏に悲しい物語が隠されているのだ。かつて若くてきれいな女性がお嫁に行く途中この滝に寄った。お嫁さんが乗っている輿を運ぶ雑役夫が誤って滑ってしまい、金槌のお嫁さんは池に落とされ命を失った。彼女のことをかわいそうに思う村民たちは滝に「新娘潭」と名づけた。それ以来、なぜか池に落ちて溺れ死ぬ人が続出したり、池に入ると誰かの手で掴まれて逃げられないという噂が出たりも・・・

MTR駅に飛び込み自殺したのは人間?幽霊?
現在、ほとんどの駅でプラットホームには安全のために自動ドアが設けられているが、10年前まではほとんど設置されていなかった。ヤウマテイ(油麻地)駅もその1つだった。そこで、80年代マスコミにも取り上げられた不思議な事件があったのだ。真っ赤なドレスを着た若い女性が線路に飛び込んだが、死体もその痕跡も見つからなかった。そのとき、「絶対飛び込んだ」「女性の悲鳴が聞こえた」とホームにいた多くの人が事件を目撃したにもかかわらず、何も発見されなかったため、「MTR不思議事件」として今でも香港人の記憶に残されている。

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