新年特集1・2014年を振り返る

2014/12/29

羊

 

サヨナラ2014年!2015年が始まる

アナ雪グッズは日本でも香港でも大人気

新しい年が幕を開けた。「今年こそは!」と新たな決意を胸に秘めた人、「昨年はいろんなことをあった」と思い起こす人もいるだろう。そこで、まずは、2014年を振り返ってみよう。

2月に、ロシアのソチで冬季オリンピックが開催された。日本選手は合計8個のメダルを獲得したが、金メダルはフィギュアスケート男子の羽生結弦選手の1個のみだった。日本で3月に公開されたディズニー映画「アナと雪の女王」が大ヒット。世界的に「アナ雪」ブームとなり、香港の路上マーケットでも関連グッズがたくさん販売されている。

日本では、4月に消費税が5%から8%にアップ。その後、個人消費が冷え込んだ。8月に、蚊を媒介とする伝染病、デング熱の国内感染者が約70年ぶりに確認された。その後、国内感染者は160名を越え、感染地とされる代々木公園などが一部閉鎖された。

自然災害が各地に大きな爪痕を残した年でもあった。8月、広島市北部を襲った豪雨により大規模な土砂崩れが発生し、多くの住宅が倒壊、たくさんの方が亡くなった。9月、御嶽山が噴火し、ハイキングに訪れた方たちが犠牲となった。2月は埼玉県など普段は雪が降らない地域が大雪が見舞われ、12月は「爆弾低気圧」が猛威をふるい、各地で暴風や大雪の被害が報告された。一方、海外からうれしいニュースも。10月、青色LEDを開発した赤崎勇さん、天野浩さん、中村修二さんがノーベル物理学賞を受賞というニュースに、日本中が沸いた。

「ダメよ~ダメダメ」知ってる?

そんな2014年を振り返る漢字には「税」が選ばれた。17年ぶりとなる税率の引き上げに対する印象が強かったようだ。「2014ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞には、お笑いコンビ・日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」(受賞者辞退)が選ばれた。だが、香港在住の日本人は「日本エレキテル連合?よく知らない」という方が多いようだ。

世界的には、西アフリカで大流行した「エボラ出血熱」の脅威にさらされた。香港では、8月にチョンキンマンションに滞在するナイジェリア人の男性に、エボラ出血熱に感染している疑いがもたれ、騒然となった。香港政府のトップを選ぶ2017年の選挙をめぐってデモも起き、騒動は約2ヵ月半が続いたが、12月に収束。また、12月は、セントラル(中環)で香港の新名所、観覧車が運行を開始した。さらに、12月末には、上環駅と香港大学を結ぶ新しいMTR路線、西港島線が開通。但し、工事が遅れていた西營盤駅の開通はお預けとなった。のどかな下町の雰囲気が残る、西港島線が通る西環地区は、新たなオシャレスポットとして、変貌を遂げつつある。

未年はどんな年に?

さて、未年(羊年)の2015年はどんな年になるのだろうか。これまでの未年を見ていると、1979年は日本でオイルショックが発生、1991年はソ連が崩壊しロシアが誕生、2003年は香港で新型肺炎「SARS」が大流行。未年はよくも悪くも起点となることが起こる年とも言われいる。今年が皆様にとって良いことの起点となる年でありますように。

 

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