ファミリーアウトドア特集 in 香港 Part2

2018/07/25

Pizza Expressの子供手作りピザ教室
難易度★★★☆
英語または広東語で予約

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どこかに出かけるのも良いが、ホームパーティー感覚で子供たちが手作りのピザに挑戦できるサービスが「Pizza Express」にあるのをご存知だろうか。先生役の店舗スタッフがピザ作りの順序を丁寧に教えてくれ、子供たちはそれに習い、ワイワイガヤガヤと進めていく。

シェフに成りきるためのエプロンとコック帽にも子供たちは大喜び。予め出来た生地を広げていき、思い思いの好きな具を載せて焼き上げる。焼きあがったピザはテイクアウト用のボックスに入れて持ち帰ることになるのだが、ピザを焼いている間は誕生日会などを自分たちで企画してもよいかもしれない。

費用はHKD198 + 10%チャージ(子供1名につき)で、対象年齢は4歳~9歳。親御さんも同伴で入場することが可能。所要時間は2時間で、参加人数は20名まで。ミニマムチャージがHKD5,000以上のため、その他にも料理を注文することになるが、かなり楽しめる時間になること間違いなしだ。

 

Pizza Express Kids Pizza-Making Parties
開催可能店舗:K11、中環威靈頓街、時代廣場、康怡、太古城、赤柱、APM、MOKO、YOHO、黃竹坑、尖沙咀帝國中心、東浦CITYGATE、愉景灣、荃灣
ウェブ:www.pizzaexpress.com.hk/parties-and-catering

 

 


元競走馬の厩舎見学
難易度★★★☆
英語または広東語で予約

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香港ジョッキークラブが運営する屯門(テュンムン)にある公共馬術学校は、世界レベルの施設と運営経験を下に、馬と心が通うような馬術の追求に努めている。同施設が一般向けに元競走馬の厩舎見学ツアーを実施している。

プログラムは馬との接し方のビデオ鑑賞に始まり、実際に厩舎へ移動し、馬の特徴を学んだり、厩舎の施設説明などがあり、最後はポニーと記念撮影という流れ。

のどかな屯門の空の下、思い出の1日になるに違いない。

 

元競走馬の厩舎見学
住所:Lung Mun Rd., Tuen Mun
電話:(852)2461-3338
ウェブ:www.lcsd.gov.hk/en/prs/tm.html

 

 


探索大自然游学園×動物農荘イベント
難易度★★★★
英語または広東語で予約

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毎年1回、香港国際空港隣の展覧館アジアワールドエクスポで開催される「雑誌ベビモ香港版」が主催する、自然・動物・農業に触れて学ぶことができるイベント。残念ながら今年はすでに終了してしまったが、来年のイベント(開催および内容・費用は未定)に備えて今回ご紹介。

毎年出展されるブースの内容は変わるが、ヤギに餌を与えたり、恐竜の模型が出迎えたり、牛の乳しぼりを疑似体験できたりと子供たちが喜ぶ内容が盛りだくさん。特筆すべきは、しまじろうも会場に現れて広東語の歌とダンスを披露してくれる。ショーの後は、しまじろうと記念撮影もできる。直ぐに長蛇の列となるので、ショーが終わる予感がしたら、直ぐにどこに並ぶべきかアンテナを張って並んで欲しい(2015年度と2016年度は向かってステージ右隅から列がスタート)。

場内は日本語が通じないので、香港人の知人と行くことをオススメする。また、場内の食事処は混むので、お弁当の持参も忘れずに。

 

[べビモ] Baby&mother Baby-mo
ウェブ:www1.baby-mo.hk
※来年度のイベント情報詳細は現時点で未定

 

 


元朗にある退役したロンドンバスがアイキャッチの「448農荘」
難易度★★★★
英語または広東語で予約

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10万フィート以上を誇る農地や親子向けの活動施設が併設された農場「448農荘」。創設者は賭博に10年以上依存していたが、40代にして孫を持つことになり、人生を考え直して孫達に誇れる祖父になるため、ビジネスで成功を収めることよりも環境保護を目的とした農業を広めることを目指してこの地で農場を始めたという。

農場内は植えられた花が見事に咲き、野菜や果物も栽培、販売されている。また遊具や砂場遊び、ヤギなどへの餌やりも体験することができる。特に射撃やゴーカート(HKD30/10分間)は男の子に人気だ。疲れたらバス内を改装したカフェでひと休み。その他にバーベキュー場もあるので丸々一日楽しめる。

 

448農荘
住所:Lam Tai E Rd., Lam Tai Village, Yuen Long
電話:(852)6684-1448
予約方法:WhatsApp((852)6684-1448)より受付。当日英語での対応を希望する場合はその旨も要明記の事。
入場料:HKD80/1名
バーベキュー料金:HKD100/1名(別途、施設使用料HKD250がかかります)

 

 


家族で1日過ごせる面白い農場
難易度★★★★
英語または広東語で予約

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パン作り体験教室 ウサギ小屋 石臼 農場

粉嶺ゴルフ場の近くにある、タクシーなどでアクセス可能なちょっとしたテーマパーク「假日農場(ホリデーファーム)」。入場には事前予約が必要だが、農場内には小川が流れており、水車を見ることもできる。農作物や動物の宿舎について説明を受けた後は、農場内をくるりと一周したところで自由行動となる。その中でもパン作り体験教室は子供たちに大人気。子どもの年齢によって小麦粉から練ったり、既に発酵が終わった生地からこねたりして好きな動物やキャラクターを形作ったら番号順にパン焼き機に入れていく。

焼き上がるまでの間は、セロリやニンジンがついた竿を売店で購入して、ウサギやヤギなどに餌を与えることができるので、普段できない動物との触れ合いの時間を楽しもう。竿を垂らすと沢山のウサギが寄ってきて、子供たちは大喜び。動物たちと触れ合っている間にパンが焼きあがるので、自分で作ったパンを食べよう。アスレチック遊具も滑り台にゴザを敷いて滑ったり、縄にぶら下がってスライドするロープウェイ、ドラム缶を貸車に改造したボブスレーのようなソリで滑走するなど、充実しているので、子供たちには嬉しい。

農場にはコーヒーの木が植えられているので、親御さんには農場で採れる珈琲豆で挽いた珈琲も試してみてほしい。そのほかにもバーベキュー場もあるので、自然の中で動物に触れあいながら、友人の家族同士で大人から子供まで楽しめるホリデーファームをぜひ訪れてみて。

 

假日農場 Holiday Farm
住所:62C Tai Lung Hang Village, Sheung Shui
電話:(852)2668-4055
時間:10:00~17:00
入場料:団体 HKD80/1名、個人 HKD100/1名(団体個人共に要予約)
バーベキュー料金:HKD150/1名(入場料込・要予約)※15:00~20:00の間
アクセス:MTR上水(シェンシュイ)駅C出口よりタクシーで約10分
ウェブ:www.holidayfarm.hk

 

 


英国統治時代の建物が現存する旧大埔警察署
難易度★★★★
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現在「綠匯學苑(Green Hub)」の学習施設として使われている旧大埔警察署は、新界を統治するために英国政府が高台に建てた平屋建ての建物で、中庭を取り囲むように作られた英国情緒溢れる造りになっている。

中庭の芝生と高台の木々を走り抜けるそよ風が心地よく、香港の騒音とは無縁の落ち着く空間。建物内部は当時の警察署の様子を残しており、入口で登記すると牢屋や武器庫などを見学することができる。(広東語ガイド付きの施設ツアーはウェブより予約が必要)

また、施設内には慧食堂が併設されていて、環境・農業・社会の正しい関わり方を啓蒙する、ベジタリアンメニューを味わうことができる。

 

旧大埔警察署
住所:11 Wan Tau Kok Ln, Tai Po
電話:(852)2996-2800
ウェブ:www.greenhub.hk

 

 


親子で1日思いっきり遊べるレクリエーション施設
難易度★★★★
広東語で予約

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古くから香港の人々に“願いが叶う不思議な樹”として親しまれている「大埔(タイポー)の許願樹」からさほど遠くない場所にあるレクリエーション施設「樹屋田荘」。トレードマークのツリーハウスはトムソーヤを連想させ、施設内は開放感があり、香港にいることを忘れてしまいそうだ。

施設内には山上から豪快に下ってくるロープスライダーや池を渡る丸太のイカダ、ロッククライミングなど、身体全体を使って遊ぶアスレチックからリサイクルペーパーで作る製紙体験やキャンプなど様々な体験を楽しむことができる。

予約は広東語で20名以上からの団体申込となっている。英語が通じないので少々難易度は高いが、香港人の友人と一緒にトライしてみよう。

 

Tree Top Cottage 樹屋田莊
住所:26A2 San Tong Ha Village, Lam Tsuen, Tai Po
電話:(852)2658-2618
時間:9:00~17:00
ウェブ:www.treetopcottage.org

 

 


ボランティア運営の旧鉱山探索ツアー
難易度★★★★
英語または広東語で予約

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馬鞍山(マーオンサン)駅からシャトルバスで約15分、山上へ上がったところに当時、鉄を求めて鉱山が掘られ栄えた村がある。現在では旧鉱山として残されており、この地を訪問できる鉱山ツアーをカトリック教会のアソシエイツが主催している。当ツアーはボランティアによって運営されており、毎週土日及び祝日に鉱山と村のことを学びながら、山中から鉱山の入り口までガイドと共に散策することができる。村までのアクセスは、馬鞍山駅からタクシーまたは居住人の村人が使用しているNR84番バスに乗車して、終点で下車後、村の上にある旧教会まで徒歩で進んでいく。今でも住民が住む村の建物は平屋建ての一軒家。特別に引かれて整備されたであろう配電機器には、中華電力のステッカーが心にしみる。

暫くすると、グループごとに分けられて、一人のボランティアガイドが引率を開始。「ここはカトリック教会跡地で、あちらがプロテスタント教会跡地。あちらは既に政府が閉鎖しております。そして、この教会の横には昔は肉屋や魚屋などの屋台が並んでいました。」と説明してくれる。聞くところによると山を越えて、西貢(サイクン)から魚介類を運んでいたらしい。ほとんどの村人は豊かな暮らしを求めて内陸から香港に移り住んでいるが、当時は大半が鉱山で働いていたという。ガイドの説明と共に山道を下り、昔の宿舎や数週間に一度、九龍側から来る医者が待機した介護所などを通り過ぎる。途中、村の発電所跡地に着くと「ここには昔発電所があったのですが、突然無くなりました。誰が解体して持って行ったのかも分からないので、今でもミステリーとされています。」というから驚きだ。そして、山道を外れて草むらの中を進んでいくと平らな山道が続く。この山道には当時、線路が引かれ、鉱山から村までトロッコが走っていたという。しかし、廃鉱と共にその線路の鉄までも誰かが盗んで売ってしまったというのだ。なので、今はただの山道となっている。暫く進むと見えてくるのが鉱山の入り口。今は外から中を覗くことはできるものの政府によって閉鎖されており、“危険につき入鉱禁止”の札が立つ。

旧鉱山入口でガイドが昔の写真を取り出し、今の入り口と見比べさせてくれる。参加者も昔を偲び、食い入るように写真と現在の鉱山の入り口を見比べる。共通して目に映るのは入り口に掲げられた鉱山の番号だ。そして、おもむろにガイドが磁石を取り出して、子供たちに配りだす。「この入り口付近にも鉄石があるんですよ。試しに地面に磁石を近づけてみてください。」数秒後に子供たちの歓喜の声。磁石に黒い石がくっ付いた。それから、旧教会跡地に戻り、帰りのバスを待つ間は自由時間となり、カフェでのブレイクタイムや展示物の観覧、鉱山の仕組み教室、ボランティアによるフェイスペインティングなどで思い思いの時間を過ごすことになる。展示物を眺めていると記者を日本人だと知ったボランティアのご老人がこう言った。「この鉱山は、日本との関わりがすごい深いんじゃよ。日本の技師が昔来よって、我々に技術指導をしてくれたおかげで、掘り出す鉄の量が格段に増えよったんじゃぁ!」と。

また、特筆すべきは併設されたカフェの鉄入りクッキーと、湧き水で作った豆腐花。真っ黒なクッキーはまさに鉄が入った感が伝わってくる。

 

鞍山探索館
住所:35 Ma On Shan Village
電話:(852)3421-1436
時間:10:00~17:00(月曜休館)
ウェブ:http://gyc.elchk.org.hk/zh-hant/
鉱山ガイドツアー参考価格:HKD150/名(広東語)、HKD180/名(英語)、共に15名から受付可。価格はコースや活動内容により異なる。

 

 

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