アジアで働く・生活する・暮らす ~タイ編~

2018/08/22

タイ・バンコク在住5年目!
パティシエールとして活躍中の伊奈美佳さん

Profile

 

 

タイで暮らすことになったきっかけ

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先にタイに移住していた兄から、「バンコクに暮らす日本人が増えている割に、美味しいケーキ屋がない」と言われたことが一番のきっかけです。ちょうど日本で10年ほどパティシエールをしており、独立を考え始めた頃でした。
また、タイ人の日本入国時のビザ緩和に伴い、日本を訪れるタイの方が急増したタイミングも重なり、日本食や日本のケーキの美味しさを知る人も増え、「日本よりもタイの方がチャンスがあるかもしれない!」と、2013年10月にタイに移り住み、日本スタイルのケーキ屋をオープンしました。
日本人オーナーのケーキ屋はいくつかありましたが、日本人のパティシエが常駐しているところは少なかったので、本当にベストなタイミングだったと思います。

 

 

タイでやっていること

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パティシエールをしています。最初は、オーナー兼パティシエールとしてケーキ屋を立ち上げましたが、現在は、タイ人の社長のもと運営は全てお任せしているため、店舗管理や商品企画、タイ人スタッフのマネージメントが主な仕事となっています。また、新しい販売先や、日本のケーキに興味のある企業の方とお会いするのも私の仕事です。

 

 

 

タイの良い点

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年中暖かく、日本では高価なフルーツも安く手に入るところ。また、位置的に気軽に海外旅行に行くことができるところも良い点です。
タイ人は今を楽しむ天才で、おおらかな人が多いと感じます。立場の弱い人に対して慈愛の精神が溢れており、助け合うことが当たり前に行なわれています。
あまり計画性はありませんが、突然のトラブルには、ものすごいパワーと協力体制を発揮します。6名のタイ人と一緒に仕事をしていますが、トラブル解決のときはいつも感心させられます。

 

 

 

タイの悪い点

計画性がないことと、時間にルーズなことでしょうか。日本人が神経質なだけかもしれませんが…それと、ひどい渋滞と雨季の冠水は改善して欲しいですね。

 

 

これからのタイについて

日本産のフルーツが比較的手頃に手に入れられるようになったり、多少高くても買いたいと言うタイ人も増えてきました。当店のローカルでの認知はまだまだです。これからはもっとタイ人たちに日本のケーキの美味しさを知ってもらいたい!そこで、日本のフルーツを使った、日本らしいケーキを作っていく予定です。
中間層の増加で外食にお金をかける人達が増加しています。バンコクでは日本に比べてデリバリーサービスの需要がかなりあることから当店も今年の7月より全ての商品のデリバリーサービスを開始しました。

 

 

タイで暮らすことを検討している人へ

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「まずは住んでみよう!」とにかくそれに尽きます。段々と就労ビザも取得しにくくはなっていますが、とはいえ、日本人にしかできないこともまだまだあるので、もしタイでの生活や就職を考えているのなら、思いきり飛び込んでみることが大切だと思います。

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