高速鉄道&港珠澳大橋特集 Part 3

2019/04/30

「広深港高速鉄道」を利用して、深圳・東莞を行き来する、石水さんにお話を伺った!

Mr.Ishimizu_Photo

石水智尚さん
「艾斯尓計算機技術(深圳)有限公司」にて、工場の生産管理を担当。2007年より、深圳・東莞エリアで仕事をスタートし、今年で12年目。香港生活を経て、現在は深圳在住。趣味は、テニスとネットサーフィン。深圳のテニスサークルに所属している。

 

1. どのようなお仕事をされていますか?

IT系企業で、工場の生産管理などの仕事をしています。月に数回、香港に行くこともありますが、基本的には、東莞のオフィスに通っています。

 

 

2. 深圳北駅周辺のお住まいで、よく「広深港高速鉄道」を利用されていると伺いました。利用区間や利用頻度を教えてください。また、「広深港高速鉄道」ができるまではどのような方法で移動をされていたのでしょうか?

今は、深圳北駅から虎門駅まで「広深港高速鉄道」を利用しています(約20分)。そこから地下鉄に乗って1駅移動し、タクシーもしくはバイクタクシーに乗り換えて、約15分で東莞のオフィスに到着します。

以前は、梅林関から東莞東行きの高速バスを利用していました。そこから、更に、タクシーに乗ってオフィスまで行っていました。バスで60分、タクシーで60分、片道約2時間の移動だったので、「広深港高速鉄道」ができてからはかなり楽になりました!

 

 

3. 「広深港高速鉄道」ができたことで、移動が楽になりましたか?具体的にどうように変わったかお聞かせください。

以前は東莞で1泊するのが基本でしたが、今は、日帰りができるので有難いです。ただ、国慶節など、人の移動が多い時期には、チケットがすぐに売り切れてしまったり、台風の後は止まってしまうことも多いので、今でもバスや広深線(広州東と深圳を結ぶ鉄道)を利用することがあります。

「広深港高速鉄道」は全て指定席で、チケット窓口もかなり混み合うので、自由度は低いかもしれません。虎門駅は窓口の数が少ないこともあって、チケットのピックアップにいつも30~40分は並びますね。深圳北駅も朝の時間帯は混んでいることが多いです。予約はWeChatでできますが、外国人はチケットの受け取りの必要があるので、結局、窓口で並ぶことになります(中国のIDがある方は、そちらで乗車が可能)。

 

 

4. 「広深港高速鉄道」「港珠澳大橋」が相次いで開通しました。今後、香港・マカオ・広州の「グレートベイエリア」はどのように変わっていくと予想していますか?

トラック便のルートが1つ増えたことにもなりますし、香港に住む人にとっては、とても便利になるのではないでしょうか?珠海や中山にある工場にとっても、輸送路が増えたというメリットがありそうです。ただ、東莞や広州にはそれほど影響はないと思います。

今、建設中の深圳の福永と中山を結ぶ橋が完成したら、もっと移動にかかる料金も安くなるのではないかと予想しています。

 

 

5. 「広深港高速鉄道」を使って行けるエリアで、おすすめがありましたら教えてください。

広州にある「沙面島」がおすすめです。古くからの洋館がたくさん残っていて、一つの観光スポットになっています。

 

 

6. 最後に、「広深港高速鉄道」に関する豆知識などがあれば、教えてください。

WeChatでチケットを予約する際は、英語画面での手続きがおすすめです!基本的に、VIP待合室の利用や、保険加入が自動的にONになっていて、知らぬ間に料金が加算されていた!ということが多いのですが、中国語画面より英語画面の方が、それについての説明が丁寧にされており、トラップに引っ掛かることが少なくて済みますよ。

 

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