米国料理「SMOKE & BARREL」@中環

2020/10/14

P16 Gourmet _mari_744

VOL.146

マリリン
話題のお店を中心にローカル店など数多くのお店を食べ歩きながら、
趣味のヨガやハイキングも楽しむ香港在住歴11年の日本人女性ライター。

 

肉好き必見!香港初!
奥が深い本場のアメリカンBBQグリルレストランが中環にオープン
「SMOKE & BARREL」

いろいろなお肉を少しずつ楽しめる「The Beast Platter」

いろいろなお肉を少しずつ楽しめる「The Beast Platter」

 

ヘッドシェフのクリストファー氏

ヘッドシェフのクリストファー氏

 アメリカ料理と言って思い浮かぶ料理は何だろうか。ピザやハンバーガーなど代表的などを思い浮かぶ人も多いと思うが、真のアメリカンはBBQグリルといても過言ではないのだろうか。アメリカでは百年以上も食べ続けられている歴史のある食べ物だ。食べる肉の種類、調理法、ソースなども地域によって特色があり、日本で言う”バーベキュー”とは少々感覚が違う。そんな本場のアメリカンをメインにしたレストランバー「SMOKE & BARREL」が中環(セントラル)にオープンした。同店は2019年の5月のオープンしたクリス氏とアーロン氏率いるアメリカンレストラン「KINSHIP」の姉妹店としてオープン。レストランのモットーは同じでBBQグリルの肉料理をメインに提供する。

 同店のヘッドシェフのクリストファー氏は、ニューメキシコ州中央部の都市、アルバカーキにルーツがあり、以前は、香港にて会員性クラブのアメリカンクラブでキッチンを仕切っていた。さらにはBBQの生まれの地であるテキサス出身で幼少期からBBQにしたしんだ環境で育ってきただけあって彼のBBQグリル料理を一度食べれば病みつきになること間違いなし。

驚きの「Cider Glazed Baby Back Ribs」

驚きの「Cider Glazed Baby Back Ribs」

 彼は、料理前にスパイスをすり込み、マリネをしてから下味をつけ、その後炭火またはオーブンの蓋をきっちり閉めて長時間低温でじっくり調理。そのため肉汁もしっかり肉に閉じ込められてジューシーに仕上がるのが魅力。そして、本格BBQに欠かせないのが“スモーキング”。調理時に桜、ヒッコリーなどの薫製用の木片をグリルに入れ、肉と一緒に長時間低温でスモークすることで肉に独特の風味づけをしている。アメリカの本格派BBQとは、一見焼くだけで簡単にみえて、実は手間暇が掛かる技術の必要な調理法だ。

 まず、最初に紹介したいのは、複雑なスモーキーな香りが口にいれた瞬間に広がる「All-American Brisket」。リブ肉をアップルサイダーでマリネしてグリルした「Cider Glazed Baby Back Ribs」は、肉は柔らかく燻製の香りが食欲をそそる。塩コショウのシンプルな味付けだけど味わい深い「Salt & Pepper Chicken」、ワインもビールも合う味。お店の看板メニューであるボリュームだけではなく味も満足できる「BigAssSirloin」はサイズが大きいのでシェアして食べるのに最適。

 

シンプルな味付けが味を極める 「Salt & Pepper Chicken」

シンプルな味付けが味を極める
「Salt & Pepper Chicken」

お腹いっぱいでも食べたい 「Mississippi Mud Pie」

お腹いっぱいでも食べたい
「Mississippi Mud Pie」

 

 お腹いっぱい肉料理を楽しんだ後の締めにはデザートをお忘れなく。濃厚なチョコレートケーキにたっぷりのクリームをヒントにクランベリーとオレンジを添えた「Mississippi Mud Pie」は、チョコレート好きにおススメ。さあ、さっそく絶品アメリカンBBGグリル料理を楽しみにでかけよう

 

BBQの茶色をベースにした モダンで洗練されたインテリア

BBQの茶色をベースにした
モダンで洗練されたインテリア

 


SMOKE & BARREL
住所:1/F.-2/F., Wyndham Mansion, 32 Wyndham St., Central
電話:(852)2866-2120
時間:17:30~23:30
ウェブ:smokeandbarrelhk.com

Pocket
LINEで送る