活気再び！今【廟街の夜】がアツい！ - 多国籍投稿

安ウマなローカル店やエスニックレストランが軒を連ね、やや怪しさも兼ね備える街、ジョーダン(佐敦)。その中心に位置するのが、テンプルストリート(廟街)だ。現在、コロナ禍で少し元気を無くしたこの街のナイトライフを盛り上げようと、政府主導の活性化イベントが開催されている。香港らしいディープな夜を過ごしたいなら、いま、廟街が断然おすすめ！

期間延長決定！
テンプルストリート・ナイトバイブス香港

廟街のナイトマーケット、通称「男人街」。ここで現在、期間限定で開催されているのが、政府によるプロジェクト「ナイトバイブス香港」の新夜市だ。これは、通常の土産物屋台が並ぶエリアの一部を、今までありそうでなかった飲食屋台街にしたもの。佐敦周辺の名店を含む20以上の多国籍な露店が並んでおり、路面店でよく見かけるフィッシュボールや焼売のほか、トルココーヒー、パキスタンやネパールなどのエスニック料理、台湾スナック、蛇スープなどが食べ歩きできる。頭上を灯す無数のランタンやネオンサインアートが夜の街をおしゃれに彩るなか、クオリティの高い料理が手軽に楽しめると、観光客だけでなく地元民にも好評だ。 そんな廟街のナイトイベント、昨年12月に半年間の予定でスタートしたが、人気の高さから今年12月まで期間が延長されることになった。今後は、今まで飲食屋台街にだけ設けられていた鮮やかなランタンが、土産物エリアも含め約300メートルにわたって設置される予定。廟街全体のナイトライフが、ますます盛り上がりそうだ。

飲食屋台 14:00～23:00
ライトアップ 17:00～23:00
www.discoverhongkong.com/tc/explore/attractions/temple-street.html

外国人にも人気のオープンレストラン
香辣蟹

ローカルの雰囲気にどっぷり浸りながら乾杯したいなら、路上を客席にした大衆レストラン、ダイパイドン(大排檔)がおすすめ。ここ廟街には、外国人でも利用しやすい大排檔がある。街行く酔客を横目に、広い歩道に並べられた円卓で料理をつまみつつ都会の夜の熱気を感じられる「香辣蟹」だ。男人街のすぐ近くとあって、観光客も多く訪れるこのレストラン、香港慣れした出張者のアテンドや、気取らず盛り上がりたい夜にぴったり。

18:00～翌3:00 (不定休)
210 Temple St., Jordan

夜もにぎわう屋外フードコート
吳松街臨時熟食小販市場

もうひとつ、廟街沿いにある大排檔をご紹介しよう。約10店舗が軒を連ねる「吳松街臨時熟食小販市場」だ。40年の歴史を持つこの大排檔、一度は取り壊されたものの、2021年にきれいに建て替えられ再オープンを果たした。 特徴的なのは、そのつくり。円形の建物の中央部には各店の厨房が集まっており、それらをぐるりと取り囲むようにして座席が設けられている。昼時から多くの地元民で賑わうフードコートだが、なかでも人気なのは「源記海鮮飯店」。海鮮料理はもちろん、数量限定のジューシーなガチョウのローストもいただける。香港人が大好きなビール、ブルーガールとの相性も抜群だ。衛生上の理由などから、現在は姿を消しつつある大排檔。貴重なこの食文化を夜空の下で体験してみてはいかが？

※営業時間は各店舗によって異なる
29‒39 Woosung St., Yau Ma Tei