新界(ニューテリトリー)行列が出来るチャーチャンテン「華嫂冰室」

2014/11/24

華嫂冰室

ハンバーガー       スープ

香港にいるなら一度は楽しむべき、茶餐庁での食体験。まだ挑戦したことがないという方、その安さとお世辞にもきれいとは言えない内装に気おくれしていてはもったいない。今回、ティンスイワイ(天水囲)から少し先の坑尾村にあり毎日開店と同時に行列が出来ると噂の茶餐庁「華嫂冰室」に、軽鉄を使って訪れてみた。

一般のレストランとは異なり、かき入れ時のランチタイム13時~14時は休みを取り、さらに夕暮れ17時までには必ず営業を終えるというところから、この店の凄さを伺えるだろう。「華嫂」と呼ばれる女性オーナーは、鄧一族に嫁いでからご主人と一緒に茶餐庁を経営していたが、その後、店を家族に託し、1人で「華嫂冰室」をオープン。華嫂冰室はすぐに口コミで話題となり、店の前の行列が通行の邪魔だと近所の村人から苦情が来るほどの繁盛店となった。

卵       パン

開業以来、変わらない人気の秘密は、同店オリジナルの「菠蘿包」だ。通常、パンの間にあるのはバターだけだが、同店の菠蘿包はバターのほかに目玉焼きやトマトが挟んであり、ボリュームのあるサンドウィッチとも呼べるだろう。絶妙な焼き加減の卵をナイフで切ってみると黄身がとろ~りと流れ出し、食べる前から思わず唾液が…。多くの人を虜にしてきたのも納得だ。

もう1つの看板料理は、チーズと牛肉を挟んだ香港式コッペパン。濃厚なチーズとしっかり味付けされた牛ミンチ肉が絶妙なバランス。さらに、人気メニューのトマトスープヌードルもおすすめ。ほど良い酸味と甘さが癖になるスープに、じっくり調理されたポークと手羽先がごろごろと入っている。同店の素材へのこだわりは1口食べれば分かるはず。少し足を延ばして、庶民の味を堪能してみてはいかが。

看板

華嫂冰室
住所:Hang Tau Tsuen, Ping Shan, Yuen Long
時間:8:00~13:00、14:00~17:00
電話:(852)2617-2232

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