中環(セントラル)広東料理「禮賓傅(ライブンフー)」

2015/06/30

店内

 

国際色豊かなレストランが軒を連ねる中環。そんな中環の駅から徒歩5分のところにあるオンランストリート(On Lan St)の5階に新しく広東料理のレストラン「禮賓傅(ライ・ブン・フー)」が仲間入り。本格的で伝統的な広東料理だけどもどこか親しみやすく、それでいてアレンジを加えた料理が自慢のお店だ。禮賓傅とは官邸の事で、同レストランのシェフChung氏が元々香港の全行政長官のドナルド・ツァン氏の担当シェフとして勤務しており、海外からの賓客のもてなしから毎日の食事を担当していたことから付けられた名前だ。
彼の作り出すメニューはどれも彼が官邸でシェフとして勤務していた際に、舌が肥えた世界の著名人や元アメリカ大統領のジョージ・ブッシュ、香港の長江実業会長の李嘉誠など政財界のVIPの人たちを満足させてきたものばかり。高級中華料理店といえば広い店内をイメージするが同店は52席とこじんまりとしていながら、豪華で気品漂う優雅な雰囲気。壁に飾られた歴代の香港を代表する建物の写真が更にレトロな雰囲気をプラスしている。

エグゼクティブシェフのChung氏

エグゼクティブシェフのChung氏
そんな同店の代表料理をいくつか紹介しよう。まずは香港の昔ながらおやつとして食べられてきた「海老のトースト」。そこにシェフがフォアグラを加え更に味わい深いものにしている。
次に、名物料理の「師傅(シーフー)のクリスピーチキン」。シェフが一羽一羽手間隙掛けて油を掛けながら半揚げにしたもので、外はクリスピーお肉はジューシーに仕上げられている。そのままでも充分美味しいが、添えられたモンソース、塩、ベリーソースなどでユニークな5種のソースと一緒にも味わってみては。人気メニューの「アンガスビーフ、カレーソースと共に」も必食。柔らかくてスムースな口当たりで添えられたカレーソースがアクセントを加えている。「フカヒレとのスクランブルエッグ」はバランスの取れた塩気と卵のまろやかさが絶妙なバランスを生み出している。

 

アンガスビーフ、カレーソース

アンガスビーフ、カレーソースと共に

 

フカヒレとのスクランブルエッグ

フカヒレとのスクランブルエッグ

 

師傅のクリスピーチキン

師傅のクリスピーチキン

 

Lai Bun Fu
住所:5/F.,18 On Lan St., Central
電話:(856)2564-3868
時間:月~金 ランチ10:00~15:30 ディナー18:30~23:00
土 ランチ11:30~15:00 ディナー18:30~23:00
(日曜定休)
ウェブ:http://www.laibunfu.com

 

 

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