ワイン界の最高峰「Berry Bros. & Rudd」おすすめのナチュラルワイン5選

2016/02/23

ワインの最難関資格「マスター・オブ・ワイン(MW)」の保持者を8人有する「Berry Bros. & Rudd」は、ジョージ3世の時代から現在に至る300年以上イギリスの皇家にワインを供給してきたワイン界の最高権威の一つだ。イギリスと日本、そして香港に店舗を持つ同ブランドはインターネット販売も含め世界中に4000種類以上ものボトルをワイン愛好家に提供しており、ワイン販売以外にもワインクラブやテイスティング教室、プライベートなワインイベントなどを開催している。

ここでは、そんなワイン界の大御所がオススメするナチュラルワインを5本紹介しよう。

「2009 Beaune, Les Epenottes, 1er Cru, Dominique Lafon」は優しいフルーティな香りとともに、口の中に果実のエネルギーが感じられる逸品だ。

「2008 La Combe d’Orveaux Vieilles Vignes, Chambolle-Musigny Premier Cru, Domaine Bruno Clavelier」はパワーときめ細かさの組み合わせ、そして後味の良さに思わず唸らされる。トップノーズの鮮やかなピノのブドウの香りに続いて、繊細でありながら重量感のあるフレーバーが香る一本だ。

もっとフルーティなテイストがお好みの方には「2011 Chablis Premier Cru, Mont de Milieu, Domaine Pinson Frères」がオススメだ。オレンジの皮とライムとブドウが小気味好く気よく香り、程よい酸味は至高の口当たりと広がりを生みだす。

ブルゴーニュワインのディレクターでMVのジャスパー・モリスが強く薦めるのが「2007 Clos de Vougeot, Grand Cru, Sylvain Loichet」だ。パワフルなフルーツフレーバーの中に「獰猛さ」すら見え隠れすると言ってもいい一本。2日目に程よくなるよう、繊細に仕立て上げられる。飲む前にはあらかじめ栓を抜きデカンターに移しておくように。

口当たりが優しく飲みやすいのは「2013 Pulenta Estate La Flor Malbec」だ。明るいルビー色のワインからは、すみれとラズベリーとわずかな香料が混ざったクリーンでフローラルな香りが広がり、フレッシュでジューシーなテイストが味わえる。

「『ナチュラルワイン』という言葉は、定義が曖昧ながらも人を引き付けるキャッチフレーズとして独り歩きしている。それが本当に良いものかどうかも分からないのに」と「Berry Bros. & Rudd」のMW、マーティン・ハドソンは語る。本来ナチュラルワインは不安定で、輸送や保管中に酸化したり菌が繁殖しやするため味が変わりやすいもの。『ナチュラルワインこそ妙味』という世間のトレンドに流されず、本当に美味しいナチュラルワインを手にして欲しい、というのが「Berry Bros. & Rudd」の願いだという。お洒落なディナーのお供はプロがおすすめするこの5本で決まり!

Berry Bros. & Rudd4 Berry Bros. & Rudd3 Berry Bros. & Rudd1
2008 La Combe d’Orveaux                     2009 Beaune, Les Epenottes       2011 Chablis Premier Cru,
Vieilles Vignes,                                       1er Cru, Dominique Lafon             Mont de Milieu, Domaine Pinson Frères
Chambolle-Musigny
Premier Cru,
Domaine Bruno Clavelier

Berry Bros. & Rudd2                     Berry Bros. & Rudd5
2007 Clos de Vougeot,                            2013 Pulenta Estate
Grand Cru,                                               La Flor Malbec
Sylvain Loichet

Berry Bros. & Rudd
電話:(852)2511-2811(Wine Club Manager)
ウェブ:http://www.bbr.com/wine-club

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