元行政長官料理人が腕を振るう名店「Lai Bun Fu」

2016/04/20

シェフMTR中環(セントラル)駅から徒歩5分、蘭桂坊を目の前にひっそりと佇むビルの5階に、昨年オープンしたばかりの広東料理店「Lai Bun Fu」がある。シャンデリアの輝く英国コロニアル調のモダンな店内には、全52席あるメインダイニングと12名まで入れるVIPルームを設けており、明るく落ち着いた空間が魅力だ。
伝統的且つ芸術的な広東料理が味わえるのだが、特筆すべきはシェフの経歴。なんと、同店で腕を振るう鍾建良エグゼクティブシェフは、かつて行政長官の料理人であり、行政長官に料理を作るだけではなく、世界の政府要人を迎えての晩餐会などでも料理を担当してきたという凄腕シェフ。2014年に新しい挑戦をするため辞任した翌年、同店をオープンした。そのため、料理店としての歴史は浅いが、すでに香港中から注目され評判も高く、多くの客で賑わっている。
そんな同店の1周年を祝し誕生したのが、毎週土日に味わえるウィークエンドブランチ。30品以上のメニューが揃う点心ブランチは、大皿を特徴とする中華料理からすると少人数でも味わえる革命的なタパス式を特徴とし、種類豊富な味を小サイズのプレートに盛り、1皿HKD58~HKD128ほどで提供する。特別に考案したメニューのなかには、贅沢な風味が薫る「Stir-fried Turnip Cake Topped with Black Truffle Sauce」、鶏皮とトーストのさくさく食感がたまらない「Crispy Skin Chicken on Toast」があり、一口サイズで手軽に贅沢な味がいただける。
また、伝統的な広東料理を集めたプレート「Traditional Cantonese Assorted Hors D’Oeuvres Platter」やブリスケットをカレーソースでいただく「Deep-Fried Crispy Angus Beef Brisket with Curry Sauce」、ジューシーな蒸し鴨肉を梅のソースと合わせた「Braised Duck in Plum Sauce」など、同シェフが諸外国のTOPクラスのVIPのために提供し愛されてきた名物料理もメニューに含まれているので、お見逃しなく。
さらに5月8日に迎える母の日には、グラス一杯のロゼワインと滋養強壮に効く「Stir-fried Fish Maw with Shallot」の一皿を全ての「お母さん」にサービスするという。日頃の感謝を込めて特別な料理をプレゼントしてみてはいかがだろうか。

内装
Lai Bun Fu

住所:5/F., 18 On Lan St., Central
電話:(852)2564-3868
時間:月~金 12:00~15:00、18:30~23:00 土、日 11:30~15:00、18:30~23:00
ウェブ:www.laibunfu.com
フェイスブック:laibunfuhk
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