伝統にとらわれない型破りのステーキレストラン&バー

「Hunter & The Chase」

こだわりの料理の数々

高層ビルが数多く立ち並び、アジアを代表する国際都市、香港。国際色豊かな人たちが日々慌ただしく行き交う中環（セントラル）は、ビジネスエリアでありながら香港でも最も人気のあるショッピング＆グルメスポットでもある。セントラルのクイーンズロード（Queen’s Road）とソーホー（SOHO）へ向かうエスカレーターの交差点から近い場所に数多くの飲食店が軒を連ねる商業ビル「The L Place」がある。ランチタイムになると近隣で働く会社員で賑わいをみせる当ビル。その中でも昨年10月にオープンしたレストランバー「Hunter & The Chase」は特に注目を集めている。

暖かみを感じるシックで洗練されたインテリア

同店は、飲食グループ「Shore Group」が店舗展開していたステーキハウス＆バー「Shore」を閉店し、新たなコンセプトでオープンした3階および4階の2階建てレストラン。3階フロアの「The Chase」ではしっかり食事を楽しめて、4階フロアの「Hunter」では広々としたテラスから中環のビル群を眺めながらコンテンポラリーな肉料理を堪能することができる。各レストランでこだわりの料理を楽しむことができるのが同店の魅力だ。

今回は「Hunter」を紹介しよう。エレガントで洗練されたモダンなインテリアの「Hunter」のコンセプトは、店名にもあるように香港ではレアな食材を厳選して調達し、伝統的なステーキハウスのコンセプトは保ちつつもシビエ料理なども加えてコンテンポラリーにアレンジした料理を提供している。食材を提供する生産者と独占契約を結んでおり、他店舗では味わえない食材を仕入れることにも注力しているので特別な食体験をすることができるに違いない。

淡泊で上品な味の「Potted Rabbit Confit」

アメリカ出身のエグゼクティブシェフ、Felipe氏のおススメは、野牛のショートリブ肉をグリルしてピクルスを添えた「Bison Short Rib」。「Potted Rabbit Confit」は、アヒルの脂でウサギの肉をコンフィにしてオレンジの皮と根菜のピクルスと一緒にサワドウーブレッドに載せていただく。珍しい野牛の肉のタルタル「Bison Tarter」は、スパイシーなアリオリソースを和えて野生キノコをトッピングしている。思ったよりも肉臭さがなく、辛さがアクセントになってる。

シェフ一押しの野牛のショートリブ「Bison Short Rib」

厳選したアメリカ産チーズを 一同に集めた「チーズバー」

最後には食べて美味しく、インパクトあり、インスタ映えもばっちり、そしてワインにも相性が良い「The Roasted Pig’s Head」。料理として提供するまで調理期間に5日間も要するという努力と情熱が詰まった一品。付け合わせには自家製コールスロー、そしてソースにはホースラディッシュクリームとジンジャーソースを。インパクトが強すぎてちょっと敬遠してしまう人も多いが、良質な蛋白質（コラーゲン）が豊富に含まれ女性にはおススメ。

さっそく、選りすぐりのお肉やシビエ料理を楽しみに出かけよう。

Hunter & The Chase
住所：4/F., The L Place, 139 Queen’s Rd. Central
電話：(852)2915-1638
時間：月～金 ランチ 11:30～15:00、ディナー 18:00～23:00、土日 18:00～23:00
ウェブ：www.hunterandthechase.com