2021年3月の不動産市場 〜 香港編 〜

23ヶ国36都市に展開し、年間1,000社以上の企業相談を受け持つ不動産の専門家・スターツが、香港・華南地区の不動産市場を毎月解説。

　人事異動の季節になって参りました。ビザも徐々に下りはじめ、皆様21日の隔離覚悟で入境して来られております。

　昨今のコロナの影響で、日本人にも人気だったサービスアパートが政府指定の隔離ホテルとなってしまい移動を余儀なくされたり、また紅磡で日本人に人気の物件でも従業員の陽性者が発見され、従業員が強制検疫を受けたりという大変な状況もございました。

　今回は住宅の賃料推移の情報をお届けいたします。

　香港政府から毎月発表されているデータをグラフにした「広さ別 住宅賃料指数の推移」をご覧いただくと、平均値で2019年４月の指数が124.8P、2020年4月が115.7P、最新データである2020年12月が114.7Pとなっております。よって2019年から2020年４月の１年で約9％、2019年４月から2020年12月の約1年8カ月で約10％賃料が下落していることになります。

　こちらは香港全般のデータですので、日系企業駐在員の住宅に限定すると多少異なっております。大手不動産のSavillsによるとサービスアパートに限って言うと2019年４月から2020年12月までで約14.5％下落したと言われております。

　添付したのは、日本人の方が多く住まわれている物件をピックアップして、概算賃料を並べてみました。

　一般マンションは、個人オーナーの所有のため、部屋によってリフォームなどのコンディションや家具が全く違って参ります。そして、オーナーの意向によって賃料が設定されるので、ロジカルな賃料設定になっていないケースも多々ありますので、あくまでも概算賃料としてご参考いただけると幸いです。

マンションからオフィス、店舗・倉庫・工場に至るまで不動産のことはスターツにお任せください。

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