読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」第240回

2021/09/29

人生はサバイバルだ

先日サバイバルキャンプに参加しました。

災害続きの日本。
1人暮らしの身で災害に遭遇したときにどうしたらいいのか？
心構えができるかな。

講師はダンディな元陸上自衛官♡
なんて軽い気持ちで参加しました。

したらなんの。
たくさんの気づきがあり、もう元の生活には戻れなくなってしまいました。

サバイバルキャンプもそうですが、加賀生活すべてを通して学んだこと
それは「足るを知る」ということ。

キャンプでは災害時を想定して電気や水道などのライフラインが止まります。

「暗くなるまでに必要なことを行ってください」
言い渡されたのはそれだけ。

はじめましての大人たちが19人。
キャンプ経験がある22歳の若者がリーダーに立候補してくれました。
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息子と同じ年の青年に心もとなさを感じましたが、どっこい。
彼の的確で端的な指示で大人たちが見事に自分のやるべきことをやれる範囲で果たしたのです。
彼がリーダーでなければ、統率力のある大人がリーダーだったなら、「指示待ち」や「依存」が生まれたのかもしれない。
真のリーダーとは「仲間の長所を引き出せる人」なんだと実感しました。

3日間のキャンプで体調を崩した人もいましたが、大事には至らず全員笑顔で山を降りることができました。

災害時に最も大切なことはなんだと思いますか？
答えは「排泄」でした。
3日間に慣れない仮設トイレで排泄できなかった人が半分ほどいらっしゃいました。
（ちなみに私はどこでもできる野生児です笑）

「食べる」ことは陽で「排泄」は陰。
どちらもとても大切なこと。
入れば出る。
この循環が止まると私たちは体調を崩します。
また、出ないのに食べ過ぎる。
出ないからと極端に食べない。
これも身体との対話ができていないことが原因だとおっしゃいます。

そして一番心に残っているのは「人は役割がなければ生きていけない」というお言葉。
阪神大震災のときも東日本大震災のときも、炊き出しや水くみなど役割のある人は元気でした。
ふさぎ込み、一人で寝てばかりいる人はメンタルから崩れていくのだとお聞きしました。
張り切りすぎてできないことをする人も体調を崩しがちです。

未曾有の世の中。明日は何が起こるかわかりません。

こんな時代だからこそ、
「心も身体も丁度いい状態はどんな状態ですか？」
「無理なく自分にできることはなんですか？」

いざというときに、バランスを保つために
「足るを知る＝自分を知る」ことが一番大切なのだと思いました。

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