Vol.17

中年はカムバックギャル化

もはや30代後半からの中年期はまだまだ青く発展途上だと思うんですよ。日本の平均寿命を考えてみてください。
おばば自虐をたまにするのだけれど、これは本当におばばと思ってないから出来るブラックジョークなのです。

身体は若い頃とはさすがに変わってきましたが、中年期のパワーは見張るものがあると思うんですね。

若いころは男の目を異常に気にして生きていたと思うんです。女友達にもそうじゃないですか。
おばばになると男の目から解放され主体性を重視出来るようになり、晴れて好きなことができるのだと思うんです。
42歳の私が高校生だった17年前はギャル全盛期でスミスのスーパーロングルーズソックスをソックタッチで留めて（ふくらはぎ辺りで留めるのが流行り）渋谷にわざわざ（学校の最寄りでは全くない）繰り出しプリクラ撮ったり、109のme janeやセシルマクビー行ってeggにでている有名高校生を見つけに行ったり（決して友達ではない）バーバリーのマフラーとカラコンは絶対的だったあの時。（マフラーは吉祥寺に安く買える店があった）
時代が高校生を商品化していたと言うこともあるけれどとりあえず、うちら最強‼ 怖いものなし‼ うちらイケてるよね！って、（決して有名高校生ではない）よく分からない自信があったと思います。
自分で自分を最高と認めている、これこそギャルは自己肯定感の人だったんですよ。
そんな時代を送った私がまた42歳にして、うちら最強って思う場面が来たのです。24年の歳月を得て到来したのです。
外見はさすがにギャルではないんですが（ヒョウ柄やフープピアスに目が行きがち）マインドがギャルなんですよ。
毎日のように朝活して（ここが中年らしい）キャピキャピたわいもなく薄っぺらい話をしている時もあれば急に大真面目な自身の目標やより良い未来にするための取り組みなんかも話したりするんです。（中年らしく意外と中身もあったりする）
フットワークも現役時代に引けを取らないくらいみんな軽いんです。SNSを使いこなすし、LINEの返信がとてつもなく速く秒単位で返ってきます。常に情報を取り逃がさない。
そんなギャル集団（中年）の会話は『うちら』『最高』。しっかり自己肯定ギャルしている。

時を得て開放され自由の身になったギャル集団（中年）が集まれば、
知識も経験もこれからな10代の現役令和ギャルより最強なんじゃないかと思わずにはいられないのです。

リサーチソース
中年はギャル
男目線気にしなくてよし人と比べなくてよしな中年期
いよいよやりたい事できる年齢

ｅ－ｋｏ．のプロフィール

二児の女の子のママ。17年某有名アパレル企業で働き香港転勤になり退社。
毒舌コラムの評判も上々。AB型のよくいう天才肌。自己肯定感高めな酒好き。
好きな言葉は「なんとかなるさ」