カバーストーリー 2023年2月第1週号 「そうだ、澳門行こう。【Part 1】」

2023/02/01

医学観察期間なしに入出国が可能となった現在、春節に海外旅行へ行かれた方も多いだろう。今回は、香港で生活する日本人にとって、週末のプチトリップや日帰りの弾丸旅行に、気軽に行ける澳門を紹介。せっかく近くに住んでいるのだから、澳門マスターになって友人や家族のアテンド知識を増やしてみて。8D29C9C0-F1DE-4A10-BDDA-02041397FDCA

マカオってどんなとこ?
人口は約68万人。中国語とポルトガル語が共通語だが、多くの人は広東語を使う。貨幣はパタカ(Pataca)でHKD1=PTC1.03と港幣とほぼ変わらない。買い物や食事、タクシーの利用などは港幣を使用できるので、換金する必要もないのが嬉しいところだ。東京・世田谷区の半分ほどの面積の中に約30ほどの歴史建築が残されており、これらは「マカオ歴史市街地区」として、2005年に中国で31番目となる世界遺産に登録された。1

香港からの交通
●フェリー
香港マカオフェリーターミナルからは2社の高速フェリーを利用できる。乗船時間は約1時間。船酔いが心配な方は陸路を選ぼう。
ターボジェット(噴射飛航) www.turbojet.com.hk/jp
コタイウォータージェット(金光飛航) www.cotaiwaterjet.com

2 ●バス
港珠澳大橋口岸穿梭巴士「金巴」、港澳1號巴士、港澳快線の3社。金巴は香港口岸から、港澳1號巴士は佐敦から、港澳快線は太子から発着している。
港珠澳大橋口岸穿梭巴士「金巴」 WeChatで検索
港澳1號巴士 www.onebus.hk
港澳快線 www.hkmoexpress.com

見どころ
●マカオ最古のお寺
媽閣廟 A-Ma Temple
マカオに現存する歴史建物の中で最も古い寺。明朝時代に漁師によって航海の安全を祀り建てられた。MaGoという中国語の発音が「マカオ」という地域名の発祥とも言われる。IMG_2729macao5 ●マカオのシンボルといえば
聖ポール天主堂跡
1602年~1640年にかけて建設され、1835年に火事で崩壊した聖母教会と、隣に建てられた聖ポール大学跡の総称。聖ポール天主堂跡のファサード(正面壁)はマカオのシンボルとして街の祭壇のような存在となっている。6 ●パステルカラーの街並み
セナド広場
マカオの中心地として、公共のイベントや祭事がある時に賑わうスポット。カラフルな建物の街並みと、白黒の波形模様の石畳が趣深い。地元の人からは「噴水池」と呼ばれ親しまれている。7 ●聖母に祈りを捧げる
聖ドミニコ教会
1587年、メキシコのアカプルコから来た3人のドミニコ会スペイン人修道士によって建てられた教会でロザリオの聖母が祀られている。現在は約300点の宗教的装飾品などを展示。89 ●美しいフレスコ画は見もの
ギア要塞
1622年~1638年に築かれた同建物は聖クレア修道院を建設する前にギアの丘に居住していたクラリスト修道女によって建立されたもの。ここの精巧なフレスコ画は、宗教的および神話的なモチーフを表した西洋と東洋のテーマを扱っていることから、マカオの多文化的背景を表現している。10 ●高台から一望できる見晴らしが最高
モンテの砦
1617年~1626年にかけてイエズス会の協力のもとに築かれた防御施設。砦には大砲、軍部宿舎、井戸のほか、2年間の攻撃に耐えうるよう兵器工場や貯蔵庫もかつてあったとか。石の階段を登るとマカオの街並みだけでなく、珠海まで見渡せる。11 ●パリの1/2の高さ!
エッフェル塔
ザ・パリジャン・マカオにあるエッフェル塔の高さはおよそ162m。7階と37階に展望デッキがある。日没後にライトアップされるエッフェル塔は、幻想的なマカオの夜を映し出す。また、毎日20回行われる、様々なテーマと音楽に合わせたライトアップショーはおさえておきたいイベント。12 ●圧巻の大パノラマを
マカオタワー
2001年にオープンしたマカオ・タワーは高さ338m。展望レストランやデッキからは、晴れた日にはマカオ全土と珠江デルタのパノラマが見渡せる。「スカイ・ウォークX」では、タワーの外側を歩いて楽しむことも。現在は休止中だが、高さ200mから飛び降りるバンジージャンプも人気。13
●無料で観れる! さまざまなショー
ご存知の通り、多くのカジノがあることで知られるマカオでは、さまざまな施設で定期的に無料のショーを開催している。街を歩いているだけで、光と音のショーをいろいろな場所で垣間見ることができる。171615IMG_266118

次回は編集部がマカオで食べまくる! 乞うご期待!

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