オープン間近!【注目の新施設】4選

2024/01/17

コロナの影響で一時ストップしていた開発が再スタートし、新施設が続々誕生している香港。特に2024年は大型施設のオープンが目白押しだ。ここでは、そんな新たなスポットのなかでも格別に注目されている4ヶ所をご紹介。ワクワクが止まらない2024年! あなたはどう過ごす?

 

ワールドクラスのエンタメ施設 【11 SKIES】
©LN9267(2023)/CC-BY-SA-4.0

©LN9267(2023)/CC-BY-SA-4.0

2024年初旬から中旬にオープン予定の大型ショッピングモール「11 SKIES」。香港国際空港横に建設中のこのモールでは、香港初となる多彩なアトラクションが楽しめるほか、800以上のショップに120以上のレストランが入店し、域内最大級の複合商業施設が誕生するとして脚光を浴びている。
なかでも注目されているのは、実際に存在する企業の職業体験ができる教育型テーマパーク「KidZania(キッザニア)」。香港限定の7種を含む50種以上の職業を、遊びながら楽しく学ぶことができる。また「Timeless Flight Hong Kong」は香港の過去と現在を行き来しながらその上空を擬似飛行できる4Dシアター。まるで実際に香港の空を飛び回っているかのような爽快でスリリングな体験ができる。ほかにも韓国発の没入型デジタルアート空間「ARTE MUSEUM(アルテ・ミュージアム)」や、世界的人気キャラクター、くまのパディントンがテーマのレジャーパーク「Paddington™ Play Adventures」など、大人も子どもも一日中過ごすことができるこの施設。立地上、香港内外の利用者で賑わうことが予想される。

8 Sky City Rd. East, Hong Kong
International Airport
www.11-skies.com

 

SOGOも入店予定で話題沸騰! 【The Twins】

The Twins今年の中旬から下旬に啓徳(カイタック)駅のそばに完成予定の巨大ツインタワー「雙子匯The Twins」には、日本のそごう・西武のフランチャイズ店として営業しているデパート「崇光SOGO」が入店するとして話題だ。SOGOは昨年3月、尖沙咀店が閉店となり大きなニュースになったが、The TwinsのひとつTowerⅠに新たな旗艦店としてオープン。現在ある銅鑼湾店とは異なり若い世代をターゲットとするほか、より美容分野に力を入れた店舗展開をするという。またTowerⅡには、映画館や娯楽施設、大型スーパーを含め700以上の店舗が入る予定だ。
カイタックには、昨年9月に駅直結の複合施設「AIR SIDE」が誕生したばかり。ここには香港初進出の店舗を含めた多くの日系飲食店が出店しているほか、ライフスタイル店「MUJI」や高級スーパー「city’super」の大型店舗なども入店。さらに元空港跡地というこの地にちなみ、航空関係の資料などを展示した展覧館なども設けられている。

www.lifestylehk.com.hk

 

 

香港イチの全天候型スタジアム 【カイタック・スポーツパーク】
©建園春秋(2023)/CC-BY-SA-4.0

©建園春秋(2023)/CC-BY-SA-4.0

旧カイタック空港跡地に着々と建設が進められている大型スポーツ施設「啓徳体育園(カイタック・スポーツパーク)」。開閉屋根を備えた全天候型のメインスタジアムは最大5万人が収容可能で、天然芝のピッチを備える。2025年からは香港スタジアムに代わりここが香港セブンズの会場となるほか、4年に1度の国体「中国全国運動会」のメイン会場に利用されることも決まっている。敷地内には国際レベルの大会開催も可能なトラック競技場や、ボクシングなどリング系イベント、バレーボール、テニスなどの競技ができる屋内体育館を有する。いずれも可動できる客席によって、スポーツ競技だけではなく大規模コンサートなどさまざまなエンターテインメントに対応できるように計画されている。
このスポーツパーク、随所に最新IT技術が導入されているほか、カイタック駅に始まり、駅ビル、高層マンション、ホテル、大型公園やサイクリングロードなど周辺の都市開発とともに進められており、最新のスマートシティとしても注目されている。香港随一のスポーツハブが誕生するのも間近だ。

www.kaitaksportspark.hk

 

 

アートとテクノロジーの新施設 【東九龍文化センター】
©Qwer132477(2023)/CC-BY-SA-4.0

©Qwer132477(2023)/CC-BY-SA-4.0

アジアにおけるアートシーンのハブとも言えるここ香港。西九龍にある西九文化区では更なる施設を建設中だが、九龍湾駅の目の前に誕生する「East Kowloon Cultural Centre (東九龍文化センター)」も芸術分野で関心を集めている大型新施設だ。建設は2016年から始まり、今年初旬から段階的にオープンする予定。西九龍に次ぐ香港2番目の芸術文化の中心地となることが期待されている。
ここには1,200席を有する大型ホールのほか、音楽、ダンス、演劇などそれぞれの表現に適した幾つかの劇場が設けられている。また最も特徴的なのは、アートとテクノロジーをテーマにしている点。芸術分野における技術革新を行うべく、施設内には専用ラボを併設している。このラボには3Dプロジェクションマッピング装置や270度のLEDスクリーン、モーションキャプチャなど、最新の舞台技術機材を導入。これによって香港のアートシーンの更なる発展が期待されている。また青空の下でパフォーマンスができる屋外ステージや広大な屋上庭園も完備。建物全体を楽しむことができる施設となっている。

60 Ngau Tau Kok Rd., Kowloon
facebook:東文化中心EKCC

Pocket
LINEで送る