2024年3月 香港アートイベント - 映画・音楽・芸術・アート投稿

3月の香港は芸術一色に！
香港の芸術市場は、いまやロンドン、ニューヨークと肩を並べるほど。この小さなエリアが、アジアのアートハブとなっている。特に3月は芸術イベントが集中するアートマンス。どのジャンルにもアジア最大規模の文字が並び、世界中からアート作品やコレクターが大集結する。

パフォーマンス漬けの1ヶ月
第52回香港芸術節　　2月22日～3月24日
約1ヶ月に渡り、世界中から集まったトップアーティストたちが演目を披露するアジア最大級のパフォーマンスの祭典「香港芸術節（香港アートフェスティバル）」。ジャンルは、オーケストラ演奏、ダンス、演劇、広東オペラなど多岐に渡る。なかでも注目されているのは、3月1日、2日に開催される「Netherlands Chamber Choir̶Van Gogh in Me（オランダ室内合唱団－私の中のゴッホ）」。オランダが生んだ偉大な芸術家、ゴッホをテーマに、従来とは一線を画す、テクノロジーを駆使した没入型コンサートとなっている。
www.hk.artsfestival.org

期待の若手監督作品に出会えるチャンス！
第48回香港國際電影節　　3月28日～4月8日
映画関係者にとって、アジア進出の登竜門といわれている「香港国際映画祭」。例年、アジアだけでなくヨーロッパ、アメリカなど世界約50か国から200本を超える映画が出品され、観客は一般公開前の映画もいち早く観賞することができる。世界的な話題作だけでなく自主制作映画なども上映されることから、今後の活躍が期待される若手監督がここで発掘されることも。ただ映画を上映するだけではなく、併設マーケットや様々な関連イベントも催される一大祭典だ。
www.hkiff.org.hk

このイベントなしに3月は語れない！
Art Basel Hong Kong 3月28日～30日
アートイベントといえば必ず名前が上がる一大芸術展「Art Basel （アートバーゼル）」。世界の名立たるメガギャラリーのほか、初参加となる画廊も数多く集まる今年の香港には、40の国と地域から243の出展者が並び、コロナ禍以前と同規模での開催となる。場所は香港コンベンション＆エキシビションセンター。展示エリアは8つに分かれており、約200もの画廊が参加するメインセクション「ギャラリーズ」では今年、デジタルアートやテキスタイルアートが注目されている。ほかにも、将来を嘱望されたアーティストを個展形式で紹介する「ディスカバリー」、アジアのアーティスト紹介に特化した「インサイト」などがあり、それぞれ見応えのある内容となっている。
www.artbasel.com/hong-kong

過去最大級! ダイニングエリアも復活
Art Central 　 3月28日～31日
　今や香港の大型アートイベントのひとつとして定着した「Art Centra（l アートセントラル）」。アートバーゼルと同時期の開催でサテライト的位置付けながら、見応えは十分だ。中環のハーバーフロントにこの期間だけ登場する超大型テントには、日本を含めアジアの若手アーティストが手掛けた絵画や彫刻などのほか、近年注目されている体験型アート作品なども数多く並ぶ。また今年は食事と芸術空間を同時に楽しめるダイニングエリアが復活することでも注目を集める。
www.artcentralhongkong.com