ローカル市場を活用しよう「街市」

2024/05/20
街市(ガイシ)って?

生鮮食品を中心とした小売店がずらりと並ぶ市場のこと。元々はストリートマーケットだったものが、衛生的観点から建物内に集約され、魚エリア、肉エリアなどジャンルごとに分けられた現在の状態に。香港各地に180カ所ほどあり、鮮度の高さを重視する香港人の台所となっている。

街市1

どうやって買うの?

決まった値段で販売されているものもあるが、基本は量り売り。場所によっては英語が通じない店も多いが、指さしで欲しいものを伝え、いくらになるか量ってもらえば問題ない。また肉などは、お金を先に渡し、その分の量をもらう形でも買うことが可能。魚の場合、3枚おろしはしてくれないが、ウロコや内臓は取ってもらえる。

街市2

市場内のレストラン街・熟食中心

多くの街市には、熟食中心と呼ばれる飲食店エリアがある。新鮮な魚介を使った海鮮料理店や粥店、喫茶店など、いくつかの店が大ホールのような場所に集まっており、賑やかな雰囲気のなかで食事を楽しむことができる。熟食中心

 

生まれ変わった中環街市

1939年に香港初の市場ビルとして誕生した中環街市。一度建て替えられたものの、2003年まで生鮮市場としての機能を果たしていた。そんな歴史ある市場が、2020年、外観はそのままに生まれ変わり、おしゃれな雑貨店や飲食店が並ぶ観光スポットとして活気を取り戻している。中環街市2中環街市1

 

街市達人になろう!牛タン一本買いに挑戦!

安くて新鮮とは言え、言葉の通じない外国人にとって街市はハードルが高いもの。でもせっかくならここでしか味わえないローカル文化を堪能してみてはいかが?そこでおすすめしたいのが、牛タンだ。肉屋さんで自分の舌を指し「これ」と言うと、1本丸々出してきてくれる。大きさや購入時期にもよるが、価格は大体1本HKD250ほどとリーズナブルなのも嬉しい。牛1 鮮度抜群、街市の牛タン。持ち帰ったら、まずは皮をむく(これが結構重労働…)。その後、4つの部位に分け、それぞれお好きに調理しよう。柔らかいタン元、タン中はローストビーフにしたりシンプルに厚切りにして食べると絶品。硬めのタン先やタン下はシチューなど煮込み料理にするのがおすすめだ。牛2

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