PPWおすすめ映画「Birdman（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」 - 映画・音楽・芸術・アート投稿

｢バベル｣｢21グラム｣など、シリアスな人間ドラマを描くことで高い評価を受けているメキシコのアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が、自身初のブラックコメディーに挑戦。

かつてヒーロー映画で一世を風靡するも、今では見る影なく落ちぶれてしまった俳優リーガンは、自ら脚色を手がけたブロードウェイの舞台｢愛について語るときに我々の語ること｣で、演出と主演を兼ねて一世一代の復活をかけていた。しかし、怪我で降板した出演俳優の代役としてやってきた実力派俳優マイクの才能に驚かされ、次第に精神的に追い詰められていく…。

主役の落ち目俳優リーガンは｢バットマン｣でお馴染みのマイケル・キートンが、そんなリーガンをさらに苦しい境地へ追いやるマイク役はエドワード・ノートンが熱演。そのほか、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツら演技派の俳優陣が脇を固める。

不条理なストーリーと独自の世界感、ほぼワンカットで撮影されたという臨場感溢れるカメラワークにも注目したい。ゴールデングローブ賞最多7部門にノミネートされた話題の本作品。ぜひ劇場でご覧あれ。

Birdman（邦題：無知がもたらす予期せぬ奇跡）
1月22日公開予定
監督：アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演：マイケル・キートン、エドワード・ノートン、ナオミ・ワッツ、エマ・ストーン他