芸術家が集まる「香港アートセンター」湾仔(ワンチャイ)

2015/04/08

香港アートセンターMTRワンチャイ(湾仔)駅から徒歩15分ほどの場所に位置する「香港アートセンター」。ギャラリー以外にも映画館や劇場が併設されており、さまざまな現代アートに触れることができる。また、政府公認のアートスクールもあり、世界中の有名なアーティストによるセミナーが行われることから芸術家の卵たちが多く集まる場所となっている。香港のアートシーンが盛り上がる昨今、同センターは重要な役割を担っていると言えるだろう。

芸術作品アートギャラリー

さて、香港の3月はアートバーゼルが開催され、芸術が街中にあふれるアート週間など芸術イベントが目白押しだった。同センターでも3回目の展示となる「Collectors’ Contemporary Collaboration(CCC)」が3月12日から28日に開催され、多くの人が訪れた。同展示会は、責任者Wu Dar-kuen氏が、台湾の有名なコレクターたちの宝を集め展示したもの。彼らは、愛好心、愛国心、学識をテーマとし、国際的アート界に感銘を与えた評判のあるコレクター団体だ。4人の台湾からきた現代アートコレクターの実際の会話を基に、同展示は以下の4つのテーマに沿って計画された。

ギャラリー様子

1、欲望と空虚(Desire and Emptiness)
2、イメージの影響(The Reflection of Image)
3、収集と社会関係(Collecting and Social Relationships)
4、収集の本質(The Nature of Collecting)

Collectors’ Contemporary Collaboration
4人のコレクター達が思い思いに集めた芸術作品を眺めていると、まったく違った作品が並ぶため、各々の魅力を感じることができる。
さらに、昨年秋から毎月開催されているトークイベント「Asian Collector Talk Series」も延長して行われている。
香港の熱いアートシーンは、これから益々注目を集めるだろう。

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