日本人サッカー4チームが集結「香港J」でナンバー1を決定

2015/07/28

香港J

絶対に負けられない戦いがここにある!

年に一度、日本人サッカーチーム4チームが集結し、その年のナンバー1を決める大会「香港J」。今年も去る6月26日に沙灣徑運動場で開催された。
大会当日は雨が降る素振りの無い、絶好のスポーツ日和。気温は30℃を超え、体感気温は40℃を超えていたに違いない。立っているだけでも辛い過酷な条件の中、歳を感じさせないアラサー、アラフォー軍団が闘志溢れる戦いを繰り広げた。今にも加齢臭が・・・いや、飛び散る汗と熱気が漂ってきそうなイキオイだ。

日本人サッカーチーム4チーム

 

・怒涛のゴールラッシュ
J.LEAGUERS(以下:J)とBullsとの第1試合。初戦にして今大会随一のカードで注目を集める中、開始1分、Jが中央でファールを受けフリーキック。Jの中村選手からのボールはディフェンダーにカットされるも、Jの津田選手がボールを拾いディフェンダーを1人かわし左足でシュート。キーパーはじくもボールはそのままゴールへ。そしてその1分後。Jの右サイドからのセンターリングを中央のBullsディフェンダーがヘディング。その浮き玉にまたまた津田選手が走りこみダイレクトでシュート!追加点を挙げる。Bullsにとってまさに悪夢の2分だった。その後もJは得点を重ね5-0の快勝。ちなみにJの津田選手はハットトリックの大爆発。

日本人サッカーチーム 試合風景・ディフェンスをこじ開けた強靭な「個」の力
第4試合目のパウリスタ(以下:パウ)とJとの一戦。下剋上を狙うパウリスタはただならぬ気迫で臨む。しかし開始8分、Jの左からのセンターリングに、中でマークが外れた関野選手が走り込み先制点。その後しばらく膠着状態が続き18分。センターサークル付近でボールを受けたパウの川副選手が持ち込み右サイドの渡部選手にパス。渡部選手は冷静にゴール左隅に突き刺しネットを揺らす。勢いに乗ったパウがその後押し気味に試合を進めたが、21分、Jが意地の追加点。残り時間も無くこのままJの勝利で終わると思われた終了直前、パウの渡部選手が右サイドでディフェンダー2人を振り切り中央へ。そして左足一閃。まさに衝撃のプレーだった。渡部選手は試合前夜「ドリブルで勝負したら絶対に勝つから足元にパスをくれ!」と宣言していたのはここだけの話。そのまま終了のホイッスル。2-2の引き分けに。

 

 

日本人サッカーチーム4チーム 練習風景・ゴール前に立ちはだかる守護神
今大会最後の試合の第6試合目のShooters(以下:シュー)とJの対戦。この試合の主役はシューのゴールマウスを守る吉泉選手。序盤からJが主導権を握り、シューにとっては苦しい試合展開。しかしキーパーの鋭い飛び出しで再三のピンチを乗り切る。21分、中央の混戦からJの黒木選手のシュートはゴールマウス右上へ。誰もがJの得点が頭をよぎったその時、キーパー吉泉選手がジャンプ一番!右手一本での見事なセービング。まるでドイツ代表のノイアーのプレーを見ているかのようなスーパーファインセーブ。グラウンドに神が光臨した瞬間だった。その後も両者得点を奪えずスコアレスドロー。

優勝は今年もJ.LEAGUERSの手中に収まった。大会MVPはJ-LEAGUERS戦で2得点を挙げたパウリスタの渡部晃史選手、得点王は3得点を挙げたJ-LEAGUERSの津田遼選手。今年はチーム間の実力が昨年よりも縮まり見ごたえのある試合ばかりだった。選手の皆様、暑い中お疲れ様でした!
また10月にはこちらも年に一度のアジア日本人サッカーチームの祭典「J-ASIA」が今年は韓国で開催される。この大会は毎年各国持ち回りで開催される。現在香港チームは2連覇中!今年ももちろん目指すは優勝のみ!頑張れ、香港!!

 

参加チーム紹介

パウリスタ

粒ぞろいの戦力が揃い、打倒J.LEAGUERSと意気込む「パウリスタ」

Shooters

「ピッチ上では熱く、ピッチ外では仲良く」がモットーの「Shooters」

 

J.LEAGUERS

昨年、圧倒的な実力で優勝を果たした「J.LEAGUERS」

Bulls

攻守のバランスは4チーム随一。今年こそ優勝を狙う「Bulls」

 

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