東野圭吾のベストセラー作品「ナミヤ雑貨店の奇蹟」中国語映画化決定

2015/12/24

東野圭吾3東野圭吾といえば、日本を代表するミステリー小説家として知らない人はいないといっても過言ではないだろう。「秘密」、「白夜行」、「容疑者Xの献身」、「流星の絆」とどれも映画化またはドラマ化され、日本中のお茶の間を東野ワールドに巻き込み、推理をする楽しみを感じていた方も多いのでは?
同氏は、もともと電気工学を学び、日本電装株式会社(現デンソー)に技術者として入社、その傍らに推理小説を書いていたのだが、1985年に「放課後」で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタートさせた。その後退社をし専門小説家として次々に代表作を生み出し、今や世界中でその名を馳せている。そこで香港の映画製作会社である「英皇電影」と中国の「ワンダメディア」が目を付けたのが、同氏のベストセラー作品の1つ「ナミヤ雑貨店の奇蹟」だ。この度、株式会KADOKAWAより中国フィルム、テレビ番組として権利を獲得した両社は、作品製作にあたり「多くのファンのために東野マジックをスクリーンに描くことに自信を持っている。」と自信満々の意欲をみせた。東野圭吾2
かつて悩み相談を請け負っていた雑貨店を舞台に繰り広げる同作は、廃業している店内に、悪事を働いた3人が逃げ込んでくるところから始まる。そこに、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきて、3人は戸惑いながらも当時の店主に代わって返事を書くというストーリー。次第に明らかになっていく雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、再び奇蹟を起こせるのか…。あっという間に物語に引きつけられる展開は、まさに東野ワールド。2012年に発行された同作は、第7回中央公論文芸賞を受賞し、中国語に翻訳された後はアマゾンが調査した中国のベストセラー小説のトップ10に入ったほど人気が高い。
「同作品をフィルムにするには私の作品の中で最も難しいかもしれない。それは挑戦と呼ぶにふさわしいが、フィルム化されるのが本当に楽しみでしょうがない。」と東野氏は語る。今まで同氏の作品は、日本語、韓国語の映画・テレビのシリーズに登場してきたが、中国語の作品はこれが初めてとなる。来年から製作を開始し、リリースの予定は2017年になるというが、早くも出演タレントなどに注目が集まっており、これから決定していく情報から目が離せない。東野圭吾1

ナミヤ雑貨店の奇蹟
2017年公開

 

Pocket
LINEで送る