BMW電気自動車の充電ステーションが尖沙咀「ザ・ランガム香港」に登場

2016/02/15

限りある資源を守るため世界的に電気自動車（EV）の需要が高まる中、ドイツのミュンヘンを拠点とする自動車メーカーBMWは、尖沙咀（チムサーチョイ）の5つ星ホテル「ザ・ランガム香港」に新たにEV充電スタンド「BMW i Wallbox Pro」を設置した。「BMWショールーム」、「ハッピーバレー競馬場」に引き続き、香港で公に充電ができる場所としては3カ所目となる。
香港のEV所有台数は年々増加しており、環境保護省の発表によると2010年末にはその数は100台以下だったものが、2015年12月には4,198台に増加している。2013年にはEVタクシーが登場しており、さらに昨年12月27日からは市内を約5台のEVバスが試験的に運行を開始するなどまさに増加の一途をたどるEVだったが、さらなる普及のためには充電スタンドの設置が必要不可欠とされていた。
EV充電スタンドを新たに設置した「ザ・ランガム香港」はレストランを利用するドライバーに対して様々な特典を用意している。充電スタンドを無料で提供するほか、ホテルプレミアム会員のHKD1,500相当の登録料を無料に、そしてドライバーの11歳以下の子供たちのレストランでの飲食を無料にする。同キャンペーンは6月30日までの期間限定なので、ご希望の方はお見逃しなく。
ホテルの充電スタンドに車を預けている間に尖沙咀近辺で家族や大切な人とディナー、なんてことも可能となる未来。今まさにその夢が実現し始めている。