インターン雑記帳 面接官「特技は『香港』とありますが」

2016/03/01

初めまして、今年1月に香港にやってきました下田真央です。学生最後の春休みを利用して、2ヵ月という短い期間ですがPPWでインターンをしています。

オープントップバス香港に来てからは毎日驚くことばかりでした。中国に留学経験があったので、再び中国語を話す環境に戻るつもりで来港したのですが、公用語が広東語とは知らず日常会話はほぼ英語になってしまいました。少しずつ広東語も覚えようと努力していますが、いまだにムゴイ(唔該)とドージェー(多謝)の使い分けができません。

現地の携帯電話は持っておらず、基本的にWi-Fiがある所に行ってインターネットを使用しています。香港はWi-Fiスポットで溢れていますが、使用時間が限られていることが多いのが難点です。ゆっくり電話をかけようと思って某Sコーヒーチェーン店に入ったら制限時間たったの30分。慌てて隣の某Mハンバーガー店に入ると、そこは最大4時間まで使用可能でした。それ以来、僕はそのハンバーガーチェーン店のことを電波の届く「オアシス」と勝手に呼んでいます。「オアシス」は町中に溢れれかえっているので非常に助かっています。

香港で最初の3週間は安価なホテルやゲストハウスを転々としていました。残り1ヵ月は同じところに定住しようと、香港の不動産屋に訪れました。会社にも近く、リーズナブルな物件を7ヵ所ほど紹介された後、最後に案内された物件でふと寝室の壁を見てみると――あぁ見つけてしまいました、南京虫。「あかん、これはあかん」と思い、今までの物件も含め全てお断りしました。不動産屋のお兄さんとは仲良くなって今でも連絡を取り合う仲ですが、南京虫のことはまだ話せていません。今でも安いホテルを転々としています。

日本から友人が遊びに来る日に合わせて休みを取ったところ、この前の旧正月では意図せず9連休になりました。馬湾に住みながらあらゆる離島を巡ゲストハウス室内りつつ、花市、パレード、花火、競馬も見に行きました。オープンバスや観光船など色々詰め込み、マカオへの滞在時間5時間、友人の帰国日は飛行機の離陸50分前に空港着という弾丸っぷり。結果オーライでしたが、離陸50分前着は冷や汗ものでした。

バレンタインデーには、バラの花束を持った女性が街を行き交っているのを目にしてカルチャーショックを受けました。以前、サークルの友人が意中の女性に一輪のバラを渡しながら告白して成功し、内輪でかなり盛り上がったことがあるのですが、彼はもしかすると香港育ちかもしれません。

つい先日は、ホテルの一つ上の階から水漏れがありました。フロントに修理を頼んで出社し、いざ戻ると4人部屋がほぼもぬけの殻。修理が1日で終わらず、自分以外の3人は隣の部屋に移動していたようです。遅い時間だったので引っ越しは遠慮し、その日は修理道具に囲まれて1人夜を過ごしました。

さて、この記事が出るころには僕は日本に帰る準備をしています。お土産ですか?「思い出だけで十分です」とは言わずたくさん買って帰るつもりです。

香港ビーチプロフィール:
香港歴2ヶ月の東京大学経済学部4年生。中国語の成績で「不可」を取りながらも、大学を休学して南京と上海に計2年留学した経歴を持つ。今回香港にインターンに来た目的は「自己成長のため」というのは半分本当ですが、基本ノリで生きています。

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