中国を代表するアートな展示会が新蒲崗で開催 - 映画・音楽・芸術・アート投稿

「人間の本質って何なのだろう？」なかなか難しいテーマではあるが、読者の皆さんも一度は考えたことがあるのではないだろうか。今回、中国・香港をメインに活動している7名のアーティストらが、各々の文化、価値感、世代感覚をもとに、このテーマに取り組み、作品として発表することとなった。特にチェックしておきたい3名について、以下に紹介しておこう。
【吴以强（Wu Yiqiang）】
1970年、雲南省生まれ。雲南芸術大学卒業。現在は、北京にて活動中。1990年代後半、それまでは情報配信ツールという役割しか持たなかった新聞紙を、アート作品のレベルまで昇華させ、注目を集めた。特に欧米での人気が高く、彼の作品は、イギリス、フランス、スウェーデン、ベルギー、イタリアなどのコレクターに収集されている。
【鄭宏祥（Zheng Hongxiang）】
1983年、遼寧省生まれ。魯迅美術学院卒業。彼の油彩作品は、一度見ると忘れることが出来ない。アーティストの社会的な立ち位置や、現代社会における人間関係の希薄さといったテーマに対し、独特な視点と、強烈なタッチを用いて表現をしている。
【鄭子榆（Aster Cheng Tsz Yu）】
1991年、香港生まれ。ロイヤルメルボルン工科大学卒業。参加アーティストの中で、最年少。彼女の描く作品は、静寂や孤独がベースとなっており、その繊細な絵の中に、わずかな表情をつけることで、表現したいイマジネーションや感情を織り込んでいる。

他にも、姚志良（Yiu Chi Leung）、鐘照（Zhong Zhao）、高國甫（Gao Guofu）、岳雲龍（Yue Yunlong）といった、アーティストの作品が展示される予定。彼らの作品
は、一つの命題にも様々な解釈があることを気付かせてくれるだろう。物事を多角的に見つめることにより、自分自身では、考え及ばないことを発見出来るかもしれない。是非、期間中に足を運んでみてほしい。

Breathe Life Arts and Culture Present: Transcendental Perspective
場所: New Gallery on Old Bailey（4/F., 35 Tai Yau Street, San Po Kong）
日時: ～3月23日まで　10：00～19：00（月～金）
電話: (852)2234-9889
ウェブ: www.ngoob.com
料金：無料