名匠・山田洋次監督が長崎を舞台に描く 母と息子の愛情の物語

2016/10/24

母と暮せば「母と暮らせば」は、小説家・劇作家の井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せば」と対になる作品として実現を願いながらもかなわなかった物語を、日本映画界を代表する名匠・山田洋次監督が映画化したもの。

舞台は長崎。1948年の8月に、長崎で助産婦をしている伸子の元へ、3年前に原爆で命を落としたはずの息子、浩二がひょっこり現れるという設定から始まる。その後、浩二はたびたび伸子の前に姿を見せるようになり、親子の交流が続く。親子の話題は、浩二の彼女である町子のことに。伸子と浩二は、親子共々、町子の幸せを祈り続ける。伸子と浩二にもたらされた幸せな時間は、永遠に続くと思われたが…。

主人公の福原伸子役を「おとうと」「母べえ」でも山田監督とタッグを組んだ吉永小百合が演じ、その息子・浩二役で二宮和也が山田組に初参加。「小さいおうち」でベルリン国際映画祭銀獅子賞(女優賞)を受賞した黒木華が、浩二の恋人・町子に扮する。

母と暮せば
11月3日公開
監督:山田洋次
音楽:坂本龍一
キャスト:吉永小百合、二宮和成、黒木華、浅野忠信ほか

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