韓国のスリラー映画「哭声(コクソン)The Wailing」

2016/11/07

コクソン韓国のナ・ホンジン監督最新作、「哭声(コクソン)The Wailing」が11月3日より公開される。同作は、2016年5月に行われた第69回カンヌ国際映画祭で、アウト・オブ・コンペ部門に出品され、世界中のメディアが震撼した、衝撃のスリラー映画である。

物語の舞台となるのは、自然に囲まれた小さな村。ある日、見知らぬ日本人の男が村に現れた頃から、村で殺人事件が頻繁に起こるようになる。村人たちの間に不安や疑念が広がる中、奇妙な病気に苦しむ娘を持つ警察官は祈祷師に相談するが事態はさらに悪化していく…。

主演は同作が初主演となる韓国の俳優クァク・ドウォン。最も重要な役である見知らぬ日本人の男役を國村隼が熱演。國村は、韓国映画初出演。台詞は殆どないが、演技がダイレクトに物をいっていて、ミステリアスな雰囲気を高め、独特の存在感を誇っている。

「チェイサー」「哀しき獣」など、シリアスかつ暴力的な作風で知られる同監督だが、同作はシナリオの評価が高く、数々の批評家から賞賛の声が寄せられている。怖いのを押してでも見に行く価値あり。家族や友人と一緒に劇場に足を運んでみよう。

哭声(コクソン)The Wailing
公開中
監督:ナ・ホンジン
出演:クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村準、チョン・ウヒ

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