読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載 第13回 不真面目のススメ

2017/01/24

セミ上海で子育てコーチング「ままサプリ」を展開させて
いただいてます。
講座をする中で、
お母さん方にさまざまな「ブロック(~してはいけない、~しなければならない)」
が存在することに気づきます。
「今日はゆっくり休んでください。」
「やることがたくさんあって休めません。」
「好きな習い事をしてください。」
「お金がかかるのでできません。」
「夜飲みに行きませんか?」
「夫に子供を任せられないので出れません。」

こういうお母さま方は、本当に優秀で、
古き良き日本の母を絵に描いたような方々。

こういうお母さま方は4歳前後の
第一次成長期の「おどけ」や「ふざけ」が許せない。
4,5歳の子供たちは1日中、
「おならプー」「う◎こ」「おしっこ」
などと叫んでます 笑

真面目なお母さまはそれが許せない。
「そんなこと言っちゃダメ。」
「そんなところ触っちゃダメ。」
と規制します。

この「おどけ」や「ふざけ」はユーモアの原点。
これを規制してはユーモアの乏しいこどもに育ちます。

またこのころ、生や死への強い関心がでるころでもあります。
アリを靴でネジネジ踏みつぶしたり、
小さな虫を捕まえては殺したり。

私の小さいころはトンボの頭を糸で縛って
お散歩させたり、
蛙の口から空気を入れて破裂させたり、
オタマジャクシを大量に採って台所で流してみたり 笑
男の子と一緒に時に残酷な遊びをしていました。

実はこれらも発達心理で大切なこと。

小さな命の生と死を経験することで、「命の大切さ」を勉強しているのです。

今は第一次成長期に性や命への関心を
お母さんや周りから阻止されます。
通るべき道を通らなかった子供たちは、
大きくなってから形を変えて同じ道を通るのです。

性的欲求を抑えられない、
または性的欲求が起こらない、
猫や鳩を殺すなどの動物虐待などなど、、

大きくなってから通る第一次成長期は、
大きな衝動へと変化し、時に犯罪となり得るんです。

だから声を大にして言いたい。
お母さま方、子供と一緒に
「おならプー!!」とゲラゲラ笑ってみませんか?
もっと生き物に触れてみませんか?

必要なときに必要なことを経験する。
実はこれが子供にとってとても大切なことなのです。

お母さんはもっと不真面目でいい。
不真面目のススメ。

Kyou氏 プロフィール

Kyou氏

海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。1998年に「社会福祉士」を取得し、現在は上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」を展開中。

ブログ:上海で子育てコーチング~きょうのあしあと~http://s.ameblo.jp/kyon3boys
ネットラジオ:子育て相談「ままサプリ」:http://livaia.com/ja/category/mama_supplement/

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