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2014/03/17

武士の献立

 

江戸時代に実在した、加賀藩に仕える「包丁侍」舟木家を題材にした時代劇ヒューマンドラマ。「包丁侍」とは、剣術ではなく料理で将軍家や大名家に使える武士のこと。二代目・舟木伝内は、藩主の食事や、接待、儀式などの詳細を著した献立書「料理無言抄」を作った人物で、舟木家は明治に至るまで7代にわたり加賀藩料理人を務めた。映画では、この献立書をもとに、江戸時代の武家や庶民が実際に食べていた料理を忠実に再現している。
春(上戸彩)は人並み外れた味覚と料理の才能を持っていたが、気の強さが仇となり1年ほどで嫁ぎ先から離縁された身。ある日、その才能を買った、料理方である舟木伝内(西田敏行)に、息子の嫁にと懇願され2度目の結婚を決意する。舟木家は藩に仕える包丁侍であったが、跡取りの安信(高良健吾)は料理が大の苦手。春は姑(余貴美子)の力も借りな
がら、必死に夫に料理を教えるが…。
監督は「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三。ストーリーだけでなく、藩の威信を賭け、男たちが厨房で作り出す饗応料理の数々は圧巻。神事である包丁式や、華麗な包丁さばきも見ごたえあり!無形文化遺産に登録された「和食」の魅力をスクリーンでじっくり味わっていただきたい。
武士の献立
4月3日公開
監督:朝原雄三
出演:上戸彩、高良健吾、西田敏行、余貴美子 他

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