香港在住日本人主婦リレーエッセイVol.102 心の健康 Vol.3

2018/04/16

気を「知る・受け入れる・支える」

こんにちは!ハルです。今回で3回目となる「心の健康」です。前回ご紹介した「心の病気とはどんなものがあるのか?」の後半です。

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・統合失調症
自分の心や頭の中をまとめるのが困難になり、「幻覚」や「妄想」などの症状があらわれる。

・認知症
正常に働いていた脳の機能が低下し、記憶や思考への影響がみられる。

・パーソナリティー障害
周りの大多数の人とは違う反応や行動をすることで、本人が自覚し悩んでいる、または本人に自覚がなく周囲が困っている状態。

・発達障害
生まれつき脳の一部に障害があり、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害などが含まれます。

・PTSD
強い精神的ショックを受け、時間が経っても恐怖感が続いたり、その瞬間がフラッシュバックする症状。

・性同一性障害
生物学的性別と、自己認知・自己意識が一致しない状態。女性なのに「男性として生きたい」と思ったり、自分の性別に嫌悪感を抱くなど。

・てんかん
突然、意識を失う発作をくりかえす病気。脳の一部の神経細胞が、一時的に異常な電気信号を起こすことにより生じる。

・適応障害
その人にとってストレスとなる事柄によって、普通の生活が送れないほど情緒面・行動面で異常をきたしてしまう状態。

認知症が心の病気?と思いませんでしたか?単に「物忘れ」だけでなく、憂うつになったり、外へ出るのを嫌がったり、被害妄想などの症状が現れることがあります。性同一性障害はドラマなどで見たことがあったので知っていました。近頃は「多様性」という言葉もよく耳にするようになり昔よりは受け入れられているように思います。ですが日本では同性同士の結婚は認められていないため、性別変更手術を受けないと結婚はできないのが現状です。

きっと、ここで挙げられていない病気がまだあるかもしれません。まだ世の中の人に認知されていない病気もあるでしょう。

心の病気は誰しもがかかる可能性があります。自分には関係がないと思っていても、何かがきっかけで日常が変わってしまうこともあると知っていてほしいです。私の姉もある日突然、なんの前触れもなく電車に乗れなくなりました。それから10年いまだに乗ることはできません。パニック障害についてはまた今度お話しします。

さて、4月を迎え、新しく赴任してきた方も多いのではないでしょうか?新しい環境は、不慣れなことをするストレス、緊張感、不安感、期待感…など様々な心の変化が現れます。そして自分でも気付かないうちに疲れをためてしまうことがあります。大事なのは自分に合った発散法を見つけることです。次回は、ストレス解消法についてです☆

Hara

ハルのプロフィール
香港在住2年目の主婦。家にいるのが好きで、コーヒーを飲みながら録りだめた日本のドラマを見るのが楽しみ。毎晩のビールがやめられません(笑)人の目を気にしない?自由な香港人を見ていたら気が楽になりました。

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