読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載第86回

2018/07/11

第86回 アイデンティティクライシス

 

上海ネットラジオLivAiA!で「ままサプリ」の番組を担当させて頂いています。そこで世界を旅するうどん屋さんの谷村Jonさんをお招きして、どうして世界でうどんを打っているのかを伺いました。

 

彼はお父様の転勤で中1から高3をアメリカで過ごしました。いわゆる帰国子女です。
その後大学は慶応大学に進まれました。帰国子女の王道ですね笑

 

大学卒業後広告代理店に勤務されますが、そこで、思春期を丸々異国で過ごしたカルチャーギャップを体験することになります。

 

日本の受け身の仕事の仕方、長時間拘束などが過剰なストレスに感じられたそうです。
アメリカでは、挨拶のようにしていた「褒める」ことを、そのまま日本で行うと「馬鹿にしてるのか!!」と叱られる。
親愛を表してニックネームで呼ぶと、「お前は〇〇さんと呼べ。」とたしなめられる。
そんな小さなことが次第にストレスになっていったといいます。
「アイデンティティ・クライシス」という言葉を知って、自分もそうだと気づいたのにはかなりの年月が必要でした。
見た目も日本人、日本語も流量な彼は、周りにもなかなか理解してもらえないので名前をjonに変えたそうです。

 

軽い鬱病も経験し、会社を2年で退社、その後香川のうどん屋さんで修行して、今のスタイルになりました。
古い考えのお婆さまには、フリーランスでしかも世界で活動していることが、どうしても言えず、今も会社で働いていることになっているそうです。

 

地元で就職した友人に会うたび、こんな風に一つの場所で地域に溶け込みながら過ごせたらいいだろうな。と思うこともあるそうです。

 

けれどそんな境遇だったからこそ、自分は何者なのかを考えたし、初めての土地にいくときは、不安で恐怖だけれども、新たな出会いが自分を強くする。そしてその度、新しい自分に出会える。まだ答えは出ていないけれど、これからも「地球人」として生きていきます。と語った彼。
素敵だと思います。
人生に不要なことは何一つない。

 

一方でこれだけグローバル化が進むと、「自分は何者なのか?」「居場所がない」と悩む若者が増えているのも事実です。
「言葉」とは、文化や歴史や時代背景も含む総括的なもの。
どの時代をどんな文化を受けてどの国で過ごすのか。それらが言語に息を吹き込みます。
一つの言語を自分を表現する術として使いこなせるようになるように私たち親は気をつけてあげる必要があるのだと強く感じました。
あなたは谷村jonさんから何を学びますか?

 

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Kyou氏Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。
現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中。♪zets_PPW@pocketpage.com.hkまでお問い合わせください。

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