僕の香妻交際日記 第35回「香港でオススメのヘアーサロン」

2019/03/06

何にもしなくたって腹は減るし、髪の毛は伸びます。食べ物には人それぞれ好みがあるように散髪に関しても人それぞれ要求するものが異なります。

そこで、今回は香港の街中で見つけた、専門性に特化したヘアーサロンを紹介します。

 

1. ヘアーサロン「かたち」

第35回香妻日記_形

やはりヘアーカットで大事なのはスタイルですよね。つまり「かたち」が大事です。ですので、このサロンは文字通りスタイル重視。ただ、一方で、形という漢字は「かた」とも読めます。形(かた)と言えば柔道ですね。最近では形の世界大会まで行われるようになり、その人気とともに形の競技人口も世界中で増えています。そんな背景から、もしこのサロンの読み方が「形(かたち)サロン」ではなくて「形(かた)サロン」ということになると、マスターは武道に精通しているのかもしれません。そうなると、マスターのお気に入りのヘアースタイルは五厘刈?角刈?…いずれにしてもこだわりのあるスタイルが期待できますので、スタイル重視の方にオススメのヘアーサロンです。

ちなみに、こちらのサロンは北角にあります。

 

 

 

2. ヘアーサロン「のみ」

第35回香妻日記_のみ

香港でもヘアーサロンは至る所に見かけるようになりましたが、10年前のサロンと比べると各サロンのサービスのバリエーションは明らかに増えています。一昔前はカットかパーマくらいしかなかったのに、最近の洒落たサロンの料金表を見るとすごい複雑で、私のような昭和の人間にはちょっと何を言っているのかよく分からなくなることがあります。そんなナウくなってしまったヘアーサロンに嫌気がさした人にオススメなのが、ここ「のみ」です。看板を見ただけで「うちはカットのみだから!」という大将の男気が伝わってきます。お値段も50香港ドルというお手頃価格でここでも男気を感じます。ちなみに、こちらのサロンは土瓜灣にあります。

 

 

 

 

3. ヘアーサロン「極速ヘアカツト」

第35回香妻日記_極速

アジアの世界都市と言えば聞こえはいいですが、実際に香港で豊かに暮らすことは簡単ではありません。どこの業界、どこの会社に勤めていても競争が激しく残業や休日出勤なんてものもまだまだ多いです。一日三食の飯を食うために、飯もろくに食わずにがむしゃらに働くそんな私たちを尻目に、私たちの髪の毛は日々豊かに伸び続けます。まるでボディブローのように、少しずつ、じわりじわりと伸びながら私たちの視界や集中力の邪魔をしてきます。「そろそろ髪の毛切りたいけど、今週末は出張で忙しいからな…」そんな「髪の毛を切る時間なんてないよ」という人にオススメなのが、ここ極速ヘアカツトです。極速なんて言葉は辞書で調べたって出てきません。ですから、どれだけ速いのか検討もつきませんが、絶対に私たちの想像より速いはずです。香港ではよく「急ぐな、でも素早くやれ」というような表現が使われますが、極速は急いでやるよりもはるかに速そうというのがその文字から予想できます。また語尾がヘアカットではなくヘアカツトなのは、看板作成の際のマスターの文字入力も極速だったので小文字変換するのを失念したとの噂です。(嘘です)という冗談は顔だけにして、日々多忙で髪の毛を切る時間なんてろくに確保できない人には試す価値ありのサロンです。ちなみに、こちらのサロンはホンハム広場(紅磡廣場)の中にあります。

 

さあ、皆さんはどのサロンが気になりましたか?ちなみに私は家で妻に切ってもらっています。サロン「つま」です。

 

※注意:今回紹介したサロンは実際に存在しますが、それぞれのサロンに対する私の解説は私自身の想像によるもの(体験談でもお店の人に聞いたわけでもありません)であり、事実と異なる場合がありますので、予めご了承ください。

 

 


ルーシー龍(りゅう)ルーシー龍
香港人の妻と香港と日本のハーフの娘と一緒に暮らす日本人。狭くて広い香港で何とか一花咲かせようと企みながら早6年。座右の銘は「生きろ」。

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