僕の香妻交際日記 第49回 香港人女子が日本人男子をリアルに好きな理由

2020/05/06

P09 HK Wife_739 みなさん、こんにちは。
 いつもルーシー龍がお世話になってます。私は彼の妻です。

 私のことを少しだけ紹介させてもらうと、中国国籍の父とフィリピン国籍の母を持ち、奇しくも北京語、福建語、広東語、タガログ語そして英語を使う環境で育ったのですが、理解できる言語が多いと逆に聞かなきゃよかった他人の話まで耳に入ってしまうんだよなあ…ということに最近悩んでいる香港在住20年のハーフ香港人です。

 物心がついた時からベッカムや彭于晏(エディ・ポン)のようなセクシーでロマンチックなイタリア人(ベッカムもエディもイタリア人じゃないぞ!)の男性と結婚したいと思っていたんですが、人生は何が起きるか分かりませんね、気が付けばキムタクでも金城武でもないただの日本人と結婚していました。

 そんな夢にも見なかった日本人との結婚を現実でやってのけた私ですが、それでも日本人の彼氏(今の夫)を持った当時から香港の友人たちは物凄いキラキラした目で「日本人の彼氏いいなー」と私を羨ましそうに見るので何とも不思議な気分でした。今思うと、もし私がフィリピン人とかアフリカ人なんかと付き合っていたら彼女たちの反応はきっと「へー、そうなんだ」ともっと塩っぽかったと思います。

 ただ、リアルな話をすると、香港人(特に女子)は日本人というよりは日本、日本というよりは楽天が好きなんだということを皆さんには理解していただきたい。

 つまり、

「日本人の彼氏いいなー、楽天で買い物もできるし、日本でしまむらに行けるし。」

 ということなんです。

 香港人女子は超現実主義、利用価値のないものに興味はありません。

 その点、日本語が分かる(日本での買い物でミスしない)、日本発行のクレカを所持(楽天で買い物できる)、日本の運転免許証を所持(しまむらに行ける)する日本人男子は大変利用価値があります。

 そう、日本人男子は彼女たちの夢を叶えてくれる「リアルドラえもん」なんです。

 

金持ち日本人と貧乏日本人

 香港に生息する(なんか昆虫みたいやな!)日本人男子には2種類(昆虫か!)います。1つは日本の大企業派遣(大企業とは限らないぞ!)による駐在員。残りは謎に自ら香港に来ちゃった日本人(言い方キツイね!)。

 前者の日本人男子の場合は、お金や住まいには全く困りませんが基本的に仕事の虫なので長い目で見ると安定感に欠けます。飲みやら残業やら出張やらで家にはいつもいないし、異動も頻繁なので結婚して子どもが出来たら子どもの教育に影響が出そう…それに香港人女子は日本人女子と違って結婚してからもバリバリ働くので、夫婦のすれ違いが生じる確率も高そうです。でも収入はいいし、家や教育費も会社が提供してくれる場合が多いと聞くので、それはとても魅力的ですよね。

 一方で自ら香港に来ちゃった日本人と付き合う、または結婚するのは博打(言い方!)です。言葉の問題は言うまでもなく、そもそもの性格、文化の違いからこれらの男子たちが香港で自分の希望する仕事を見つけるのは無理でしょう(難しいが無理ではない!)。私の夫みたいに運良く(運も大事!)仕事が見つかっても、家庭のことは?子どもの面倒は?これらは全部香港人妻の責任になります。香港にいる以上、やはり広東語が出来なければ身の回りのことをローカル価格で処理することはできません。毎日シティスーパーやAEONで買い物されたら財布が持たないですから。

 会社からの補助も出ないし(ぎくっ!)、家のことは何もできないし(ぎくっ!!)、街市(ローカル市場)で野菜の1つ買えないし(買えるわ!)、私はなぜそんな日本人男子と結婚をしてしまったのでしょうか?

 

それでも日本人と結婚した理由

 ああらやだ、本題に入ろうと思ったところで字数制限いっぱいに…すみません。

 今日は日本人夫の魅力を全然伝えられませんでしたけど、みなさんにお話ができて良かったです。

 次回までに日本人夫の魅力を探しておきますね。(え、これから探すの!?)

 では、ごきげんよう

 


ルーシー龍ルーシー龍(りゅう)

東京都出身。香港歴7年。元日本語講師。元学習塾塾長。現在香港企業窓際マネージャー。柔道三段。妻は香港人。娘はハーフ。猫は香港仔出身。愛読書は武士道。

 

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