カバーストーリー 2020年7月第3週号「香港ブックフェア」

2020/07/15

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* 香港貿易発展局(HKTDC)は、新型肺炎コロナウイルスの域内感染者数増加を理由に、
同イベントの開催延期を発表しました(7月13日(月)時点)。

 

2017年開催時の写真

2017年開催時の写真

 新型肺炎コロナウイルスの影響で、開催を危ぶまれた『香港ブックフェア』だが、無事開催が決定した。会期は、2020年7月15日(水)~21日(火)の7日間。場所は、湾仔(ワンチャイ)の「Hong Kong Convention and Exhibition Centre」だ。

 『香港ブックフェア』は、香港で最も来場客数の多い一般消費者向けイベントの1つで、来場客数は例年100万人を超える。香港の人口が約700万人であることからも、これが驚くべき数字だとご理解いただけるだろう。

 1990年に第1回目が開催され、昨年30周年を迎えた。元々、書籍の販売イベントとしてスタートしたが、現在では、書籍以外にも印刷物、文房具、また、文化コンテンツの発信の場にもなっている。昨年は、世界39ヵ国から過去最多となる686団体が出展したのだそう。中でも、ジャパンパビリオンは、年々、注目度が増しているエリアの1つだ。特に、浴衣の着付や、イラスト・マンガ教室は、日本の文化や観光が好きな香港の人々から絶大な支持を集めている。

 いくら電子書籍が増えてきたとはいえ、海外在住者にとって、日本語で書かれた本というのは恋しいもの。日本の書籍や教材、更には、世界各国の印刷物に一気に出合える、年に一度の機会。ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか。

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