柔道 Hong Kong Judo Team Championships 2021

2021/08/04

スクリーンショット 2021-08-03 103420 　月11日、中国香港柔道総会主催の2021年香港柔道隊際錦標賽（Hong　Kong　Judo　Team　Championships 2021）が石硤尾公園體育館（ShekKip Mei Park Sports Centre）にて行われた、香港の日本人参加チームで唯一出場した「香港柔道館」は、惜しくも入賞を逃した。2020年度はコロナ禍に伴い、やむを得ず中止となってしまったため、待ちに待った2年ぶりの大会である。

座った状態でも投げを試みる！

　今年もPPWは香港柔道館に密着。同大会はトーナメント形式による男女別団体戦と、男女混合によるマスタークラス戦（3人制）にて行われ、香港柔道館は男子団体とマスタークラスに毎年出場している。男子団体は惜しくも準優勝が続いており、今年も狙うは優勝だ。また、マスタークラスは前回見事優勝した。

今回の男子団体は総勢15チームが出場。

一回戦目、先鋒で見事に一本勝ち　荻島主将

　予選一回戦（◯香港柔道館　3 – 2 　South China Athletic Association●）、二回戦（〇香港柔道館　3-2Kuma　Dojo●）と順調にコマを進めていったと思いきや、最終結果はまさかの三回戦（◯Ngau Tau KokJudo Club 3-2 香港柔道館●）にて敗退。残念ながら入賞に届かなかった。

　「香港に来て8回大会に出場していますが、入賞できず終わったのは今回が初めてでした。負けた原因は、深圳から選手が来れずメンバーが全員集まれなかったり、以前とは環境が様々変わっており戦う準備が万全ではなかったことかと思います。また来年、挑戦です！」と主将の荻島選手。

スクリーンショット 2021-08-03 104055 　なお、マスタークラスは2チーム出場し優勝と3位という輝かしい結果を残した。うちPaul選手とSimon選手はマスタークラスの他に男子団体にも出場したが、こちらは残念ながら予選で敗退となってしまった。

46004b21-bef3-47a7-9f1b-4638f9c66b8b 　「マスターでは良い成績を残せて安心しましたが、本選ではやられました。でも我々も指を骨折したまま参加した選手がいたりと万全ではない中での大健闘だったと思います。近年は香港の若い方の柔道技術が全体的に上がっており、日本人の柔道経験者でもなかなか勝てないような選手が増えてきたのは大変うれしいことです。香港での柔道人気がどんどん上がっている証拠です。このままなら香港からオリンピックメダリストも出てくるのは時間の問題で次のオリンピックに期待できます。」と岩見監督。