【科技大・城市大・浸会大・嶺南大】 香港の名門大を一挙紹介

2024/06/19
香港NO.1の若手大学
香港科技大學 (HKUST)

香港科技大學1英国の教育誌Times Higher Education(THE)による「ヤング大学ランキング2024」において、世界3位、香港で1位に輝いた同大学。これは、創立50年以内の大学を対象とし、教育、研究、論文、産業界からの収入、国際性などをスコア化したランキングで、科技大学は、歴史は浅いにも関わらず、これまで各方面で高い実績をあげていることを意味する。
科技大学という名の通り、工学やサイエンスの評価も高いが、人文社会科学系の教育研究やMBAプログラムにも力を入れる総合大学である。海外からの留学生や帰国子女が多いのも特色のひとつ。
・設立:1991年
・所在地:西貢(清水湾)
・在籍学生数:約17,000名
・ウェブ:www.ust.hk2

 


世界最高の国際派大学
香港城市大學 (CityU)

香港城市大學City University of Hong Kong1THEによる「最も国際性に富む大学ランキング2024」で、オックスフォードやケンブリッジなどを抑え、世界1位となった同大学。ちなみにこのランキングの上位10以内には香港の大学が4校入っており、日本で最上位の東京工業大学は157位。いかに香港が世界に開かれた学業の場か分かる。
前身は1984年に創立された香港城市理工学院。現在有する学部は、工学部、クリエイティブメディア学部、動物医学部、商学部など多岐にわたる。設立当初から国際化推進に取り組んでいるのが特徴で、留学生の受け入れ体制も充実。国際社会に適応したコミュニケーション能力や分析力を学ぶことができる。
・設立:1995年
・所在地:九龍塘
・在籍学生数:23,000名
・ウェブ:www.cityu.edu.hk

香港城市大學City University of Hong Kong logo


神童も在籍した数学の一流校
香港浸會大學 (HKBU)

浸會大學1前身の香港浸會書院は、香港における教育機関として香港大学に次ぐ歴史を誇る。当初はキリスト教徒に対する中等教育を目的とした教育機関だったが、1994年に総合大学化するのと同時に信徒以外にも広く門戸を開くことになった。
同大学には以前、香港史上最年少で大学生となったマーチ・サム(沈詩鈞:1998年生まれ)が在籍していた。幼少期より数学の才能が秀でていた彼は、9歳にして浸大理学院の数学科に入学。大学側は、一般学生とは異なる特別な教育システムを用意してこの神童を迎え入れた。その後わずか4年で、数学と哲学の修士号という二重学位を取得。卒業後は渡米し、アメリカで客員教授を務めている。
・設立:1956年
・所在地:九龍塘
・在籍学生数:約11,000名
・ウェブ:www.hkbu.hk

浸會大學logo

 


アジアを代表するリベラルアーツ校
香港嶺南大學 (LU)

香港嶺南大學1幅広い学問を横断的に学ぶことで、社会生活に必要な総合力を養うリベラルアーツ教育。嶺南大学は、アジアを代表するリベラルアーツ校であり、東京大学や早稲田大学も加盟するアジア・リベラルアーツ大学連合(AALAU)の本部もここにある。
起源は、1888年に広州で設立された嶺南大学。文学、商学、社会科学といった文系のみの大学なので規模は大きくないが、教員と生徒との関係性を大切にしており、小さな大学ならではの強みを持っている。また、約50の国と地域に250以上の教育機関と協力協定を持ち、多くの学生が留学経験を持つ。
・設立:1888年
・所在地:屯門
・在籍学生数:約6,500名
・ウェブ:www.ln.edu.hk

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