関西弁超訳論語「褒められたい編」日本語学校(八田真太)

2014/08/25

2014年継続企画 関西弁超訳論語

 

「僕はこれを学んだ!」

この一節で孔子が伝えたかったことは2つです。1つは「間違いを犯さないように慎重には慎重を重ねること」。もう一つは相手に色々と聞くことで「相手の顔を立てること」ができるということです。『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』という諺もあります。上司や同僚に色々と聞いて恥ずかしい思いをするのが嫌だという方もいらっしゃるでしょう。では、聞かずに失敗して上司に叱られたり、同僚に迷惑をかけるのと自分が少し恥ずかしい思いをしても人に物を聞くのではどちらが合理的でしょう。また、上司や同僚に物を聞いた時に「ああ、なるほどさすが課長ですね!」「ありがとう!おかげで助かったよ。お前は記憶力がいいよな!」などと言って相手を褒めてみてください。教えている間は「面倒だな」と感じていて上司やあなたの同僚もあなたに褒められて気をよくするはずです。人はいつも誰かに褒められたいと考えています。自分の問題も解決できて、相手もいい気持ちにさせることができる。とても素晴らしいと思いませんか。

八田真太

Pocket
LINEで送る